起業初期には
「いきなりどうしたんだ?」
「目を覚めせ」
などの親や友人などからの大反対を食らいやすく、メンタルがズダズダになるケースが少なくありません。
そこで、早めに心の落ち着かせることができる回復法を複数紹介します
1つ目:我慢は禁物。書き出してこころのデトックス
1つ目は「書き出してこころのデトックス」です。ショックなことや悲しいこと、イラっと来たことなどを溜め込んでしまい、つらくなっていませんか。
感情を溜め込んでいても、ある時我慢の限界値を超えてしまい、マグマのごとく怒りや悲しみがあふれてしまう恐れもあります。
早めの対処をする意味でも、ネガティブ感情は「紙に書いて吐き出す」ことをおすすめします。
紙とペンを用意しましょう。
メモ用紙が見当たらない場合には、コピー用紙の裏やチラシの裏紙などでもかまいません。あるもので用意しましょう。
用意ができたら、溜め込んでいる感情を紙につづります。
ポイントは「ジャッチしないこと」です。
大人として書いてはいけないと思う言葉が出てくる人もいるかもしれません。
しかし書いた紙は人に見せるわけではありません。
つらい気持ちを紙にぶつけるつもりで書き出してかまわないです。
一通り書き出したらスッキリしませんか。心理学的にみて感情のデトックスをすることを「カタルシス効果」と言います。つらさが募ってきて人に言いづらい悩みや感情なら、紙に書いてみることを推奨します。
人に言いたくない心のわだかまりは紙に書いてすっきりさせましょう
2つ目:否定も肯定もしない。ありのままに受容する
2つ目は「ありのままに受容すること」です。
両親や恋人など、本当なら認めてほしい人に反対をされると
「私はダメなのかもしれない」と急に意欲が落ち込んだり、
「本当は私のことを信頼してくれていないんだわ」と相手への不信感がわいてきたりするかもしれません。
反対したり、ネガティブなリアクションをする周囲の人に対して複雑な気持ちになる方も多いものです。
その際に「こんなことを思ってはいけない」「大事なパートナーを疑うなんて」と自己嫌悪に陥る人もいることでしょう。
そんな心境になるときには自分を責めたり、周囲を罰したりするのではなく、まずはすべてありのままに受け入れましょう。
受容とはジャッチをすることなく、否定も肯定もせずに受け入れることです。
「なんでそんなこと言うの!?」と怒りがわいてくる人もいることでしょう。
そんなときに受容は難しいと感じるかもしれませんが、
「イラっと来るときもあるよね」
「怒りがこみあげてくるよね」
と事実をありのままに受け入れてあげてください。
小さな子どもをあやすように受け入れてあげることで、気持ちがスーッとラクになるのを感じませんか。
「そんな風に感じてもいい」「そんな思いがわいてきてもいい」とまずは自分自身に対して受容してあげることで、心にゆとりが生まれてきます。
すると、周囲の人に対してもゆとりをもって接することができるようになります。
まずは自分自身に対して、丸ごと受け入れてあげましょう。
「そんな考えをしちゃだめ」と思わずに、まずは自分自身に対して「そんな気持ちになるときもあるよね」と丸ごと受け止めてあげましょう。
3つ目:なぜ反対?客観的にみつめる
3つ目は「客観的に見つめる」ことです。
起業をし始めると、
「どうせできないわよ。今までだって三日坊主だったじゃない」
「私は何人も1年以内に倒産してきた人を見てきた。いいからやめておきなさい」
などのようなドリームキラーが現れるものです。
ドリームキラーはその名の通り、夢を壊す人です。
多くの場合、過去に同じように失敗した人や周囲で失敗した経験を持っている人たちになります。
単なる提案先の顧客や見ず知らずの人からの反対ならば、そこまで傷つかないことでしょう。
しかしその相手が親しい友人や家族、恋人やパートナーの場合には、理解してほしい気持ちも芽生えるからこその葛藤が生じやすくなります。
葛藤が増してくると、メンタルヘルス上もよろしくありません!
情緒不安定になったり、メンタルボロボロになったりしかねないです。だからこそ、「なぜ反対するのか」を客観的に見つめてみてください。
反対するのがパートナーなら、仮にパートナーが起業した時にどのような言葉が出てきそうかを考えてみてください。
「本当に大丈夫なの?」
「失敗したらどうするの?」
などの心配する言葉が浮かぶかもしれません。
そうです、多くの場合は心配から反対しているケースが大多数なのです!
大事な人が傷つかないように、準備が万端なのか、うまくいかなかった時にはどうやって生計をたてなおすのかなどを不安視しているのでしょう。
そのように考えると、必要以上に気持ちが傷つかなくなるのではないでしょうか?
表面的な言葉に踊らされずに、なぜそのように発するのか、背景に思いを巡らせることが大事です。
ドリームキラーの言葉の背景には何があるのか?
表面的な言葉ではなく、相手の立場で考えて、心配する気持ちを理解しましょう。
4つ目:涙で悲しみを洗い出す!泣ける映画や本による癒し
4つ目は「涙で悲しみを洗い出す」ことです。
あなたが最後に涙をこぼしたのはいつのことでしょうか?
もしかすると、久しく泣いていないかもしれませんね。
涙には浄化作用があり、つらさや悲しみなどをスーッと洗い出す作用があります。
一種のカタルシス効果ともいえるでしょう
ドリームキラーに心をズダズダにされたときには、グッと涙をこらえるのではなく、あえて思い切り泣いてみるのもありです。
感情を溜め込まないことでストレスが軽減し、心を浄化できます。
しかし人によっては人前で泣くことに抵抗がある人もいることでしょう。
その場合には、泣ける映画を見たり、泣ける本を読んだりするのがおすすめです。
感動できる名作を鑑賞しているうちに、心の中のどろどろした気持ちもスーッと涙とともに外へと洗い出すことができます。
つらい気持ちは涙を流すことで浄化しましょう。
5つ目:プロのカウンセラーやセラピストに相談する
5つ目は「プロのカウンセラーやセラピストに相談する」ことです。
ドリームキラーの発する言葉の裏側に思いをはせたり、紙に書き出してデトックスをしたりしても、いまいち気持ちがすっきりしない人もいるかもしれません。
そのようなときにはプロのカウンセラーに相談しましょう。
プロのカウンセラーやセラピストは傾聴トレーニングを経ているため、モヤモヤした気持ちや釈然としない気持ちも一緒になって受け止めてもらえます。
心理療法やセラピーを通じて、引っかかっている部分を特定して癒したり、傷ついた心の立ち直りをサポートしてくれたりします。
使う心理療法や専門的な分野によって使う手法やアプローチ方法も異なります。
メンタルの立ち直りになるように、心理学会の資格保有者や実績のある人にお願いしてみるのもよいでしょう。
相性もありますので、気になるカウンセラーを見かけたら、プロフィールや理念を確認してみることも大事です。
自力で回復させようとしてもうまくいかないのなら、プロの力を借りるのも1つの方法
相性がよく、実績のある人のカウンセリングやセラピーで立ち直りを促しましょう。
まとめ
大事な恋人や親による反対は心がズダズダになるほどの傷を負います。
そのまま突き進むのではなく、メンタルを回復させる行動をとりましょう。
紙に書き出したり、言葉の裏にある思いをくみ取るために客観的に見つめたりなどの行動を重ねることで、早期に立ち直ることができます。
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