起業が軌道に乗らずブルー。落ち込む心からの立ち直り法5選

起業したての頃は、労力のわりに収入が追い付かず、落ち込んだり、ハラハラしたりする場面も多いものです。

しかし、ネガティブな感情に飲まれては経営上の判断を誤り、逆効果になることも少なくありません

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田倉怜美

今回は落ち込みから立ち直り、冷静さを伴わせる方法を5つご紹介します

1つ目: グリーンセラピーで心身を解放する

1つ目は「グリーンセラピーで心身を解放すること」です。

ビジネスに没頭し、日中もオフィスや部屋などにこもる機会が増えていませんか?

交感神経が優位となり、緊張状態が続きやすくなります。自然と触れ合う時間をとるようにしましょう。

グリーンセラピーは、自然と戯れることで心身の緊張感を和らげて、心身を解放することを指します。たとえば森林浴や植物鑑賞などです。

忙しくまとまった時間の確保が厳しいのなら、公園や植物園へ行き、緑を見る時間をとるだけでもかまいません。

自宅にベランダや庭があるのなら、植物を植えて水やりをしたり、観察したりするだけでも癒し効果は得られます。

自然と触れ合う時間を増やすうちに、呼吸が深まっていきます。必要以上に自分を追い込みすぎている人やネガティブ感情に飲まれている人にとっては、感情のリセットにも一役買います。

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公園や森の中で緑と触れ合うことで、呼吸も深まっていき、感情のリセットにつながります!

2つ目:体と心の声を聴く「フォーカシング」

2つ目は「体と心の声を聴くフォーカシング」です。

フォーカシングという言葉を聞いたことはありますでしょうか?

フォーカシングは臨床心理士のユージン・ジェンドリンによって開発された心理療法の1つで、感覚に意識を向けることを通じて、解決へと導いていく手法です。

思考ばかりを使い、感情や感覚をないがしろにしているケースも多いもの。

そのようなときにはフォーカシングを行うことで「今どんな気持ちなのか」「何を感じているのか」などの身体感覚や感情に意識を向けなおすことができます。

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意識の方向性を変えることで、心や体が次第に緩んでいきます

ビジネスにばかり意識が向いていて、見失っている自分のペースを取り戻すことに通じたり、本来の気持ちに気づいたりすることもできるでしょう。

「どんなことを感じているのか」を自分に問いかけてみてください。

ひょっとしたら「疲れている」「休みたい」「もんもんとする」「重たい」などの答えが出てくるかもしれません。

身体や心の声を聴き、味わいましょう。

「重たい」「疲れている」などの答えが出た場合には、「どこが」「どのように」などと、さらに落とし込んであげます。

重たいのが頭のこともあれば、腰が重たいこともあるかもしれません。

ズドーンと重くて動けないレベルのこともあれば、重しが乗っている感覚があることもあるでしょう。

もしその重たさや疲れが活動を妨げているのなら、見える別の場所に動かしてあげるのも1つです。

イメージ上で「頭が重たい。いったん頭の横へ届けてみよう。よっこらしょ」と動かしてあげましょう。

いかがでしょうか。すぐに何も感じなかったとしても、繰り返すうちに感覚や本来の感情も取り戻せるようになります。

フォーカシングで身体の感覚に目を向けて、「どんな気持ち」かを味わいましょう。

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「どこが」「どのように」と落とし込んであげて、不都合なものはイメージ上で別の場所にずらしてあげるのも1つの方法です。

3つ目:感情を切り離して「事実」を見つめる

3つ目は「感情を切り離し『事実』を見つめる」ことです。

感情によって事実が曲がってしまうケースもあります。

正しく「事実」が見れていますでしょうか?

「頑張っているのに全然成果が出ない」ときに「才能がない」「能力がない」と勘違いしてしまう方も多いものです。しかしそれは本当でしょうか?

落ち込んでいるときには「才能」「能力」など、努力ではカバーしがたい理由を挙げてしまいがちですが、数字で見られるもので測ってみるのもおすすめです。

スケジュール帳や手帳がある人は一度開いてみてください。

ビジネスを軌道に乗せるうえで必要な行動量は足りていますか。ターゲットとなる人としっかり接触できる行動プランになっているのでしょうか。

単に活動量が不足しているのなら、成功者と同じ水準で活動することで、成果に結びつくかもしれません

あるいは活動場所や属性が合わない要因が考えられるのなら、活動拠点や営業手法を変更する必要もあるでしょう。

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人間である以上は感情に飲まれそうになるシーンもあるものです

しかしビジネスを軌道に乗せたいのなら、感情と事実を分けた行動ができるように調整していく工夫が求められます。

才能や能力でうまくいかないという発想になるのなら、冷静に事実を見るために活動量や行動目がわかるように「手帳」「スケジュール」を見直しましょう

4つ目: 失敗も大切な経験!3つの学びを得る

4つ目は「3つの学びを得る」ことです。

ビジネス初期には失敗の経験が多くなりがちですよね。

落ち込みから立ち直るために

「この経験から何を学べるのか」
「この経験からの気づきは何か」

と自分に問いかけましょう。そして、あえて3つの気づきを書き出します。

「このメリット提示は顧客に刺さらないがわかった」
「利用した喫茶店は分煙させておらず、アポに向かないことを学べた」
「資料で質問が多かったことから、わかる説明資料になっていないことに気づいた」

など、改善点も含めて気づく部分もあるでしょう。

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うまくいかないことも1つの学びです。自分を追い込むのではなく、成長への糧としましょう

失敗を大事な経験へと役立てるために3つの学びを書き出すことで、現状を振り返ることができ、同じ過ちを防ぐこともできます。

うまくいかない経験をしたら、その経験から学べたことを3つ書き出してみましょう。

「何を変えればうまくいく可能性がある」と見えてきて、立ち直りやすくもなります。

5つ目:振り返りで気づく。あなたの「武器」利用

5つ目は「武器利用」です。

起業が初めてであっても、過去の経験からすでに役立てることができる「武器」があることも、少なくありません。

たとえば小中学生時代にサッカー一筋で鍛えていたのなら、体力が身についているかもしれません。

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ビジネスにおいては持久力や体力が求められることも多く、中長期的に生き残るために活用できる1つの武器になります

あるいは学生時代に絵画のコンクールで表彰された経験があるのなら、チラシや資料にデザインを盛り込むことで他社の提案書やチラシとは違うインパクトを与えることができます

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一風変わったデザインは目を引き、成約や話の種などに役立てできるでしょう

過去に褒められた経験や表彰した経験などを振り返ってみましょう。

直接ビジネスの内容と重なっていなくても、応用できることは多いものです。幼少期から現在に至るまで、細かく書き出してみることをおすすめします。

武器を見つけることで、意外なビジネスのうまくいかせるためのツールや突破口となり、気持ちの面や状況面でも立ち直りへと通じてくるでしょう。

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過去のうまくいった経験を書き出すことでビジネスにも応用できる「武器」が見つかります。幼少期から今にかけて、細かく振り返りをしましょう。

まとめ

起業初期にすぐさま軌道に乗る人のほうが稀です。

くじけて落ち込んでしまうと行動量が低下し、ますます売り上げに響いてしまうことも少なくありません。

グリーンセラピーやフォーカシング、学びを得る方法や過去の振り返りでの武器の活用などを行い、主体的に落ち込む自分から立ち直れるようにしましょう。

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