最近、銀行にお金を預けてもほとんど利息ってつかないですよね?
さまざまな投資商品がある中で、ETFをやってみたいという方は多いでしょう。
でも、実際にどうやって始めればいいのか分からないという方のために、ここではETFの始め方を分かりやすくご紹介しましょう。
Contents
ETFとは
そもそもETFとは株価指数や債券、商品などの価格や指数と価格が連動するよう設定された投資信託のこと。
売買や決済方法、税金などについても株式投資と同じで、信用取引を行うことも可能です。
一般的に、投資信託は1日1回決定される基準価額でしか売買できませんが、ETFなら取引時間中相場の動きをチェックしながらリアルタイムに売ったり買ったりすることができます。
さらに、ETFは売買や決済、税金などの仕組みも株取引と同じですし、日経平均と連動するものなら分散投資と同じ効果が得られるので、個別の銘柄に投資するよりはるかにリスクが少ないでしょう。
ETFのメリットとは
①分散投資が可能
なんと言っても最大のメリットは分散投資できることでしょう。
たとえば、日経225連動型のものなら、日本株全体に投資しているのと同じ意味なので安心です。
他にも、国内外の株式や債券、不動産投資信託やコモディティなど種類もさまざまです。
たとえば、日本の株式と海外の株式を組み合わせたものを選べば、分散投資ができるのでリスクを抑えることができますよね?
②分配金が受け取れる
株と同様、ETFも分配金を受け取ることが可能です。
ETFの分配金の利回りは2~3パーセント程度なので、それを目当てにETFを購入する場合は3パーセントのものを選ぶといいでしょう。
中には高配当なETFもありリートなどだと3パーセント以上のものも多いです。
ただ、分配金を受け取る条件に権利付き最終日まで保有しておくことがあります。
そのため、期限が近づけば近づくほど買いが集中するので価格の上昇を狙って投資する方法があったりします。
③信託報酬が安い
ETFのメリットに信託報酬が安いというのがあります。
この信託報酬とは投資家が運用会社に支払う手数料のことで、あくまでもETFは投資信託なのでこの費用がかかるのは仕方のないことです。
ただ、未上場のものと比べるとかなり安いコストで運用されているので安心です。
その理由としてはETFは証券取引所で売買されるものだからです。
未上場のものだと商品の販売を販売会社に委託しますが、ETFにはそれが必要ありません。
つまり、販売会社へ手数料を払わなくていい分だけ信託報酬が安くなっているんですね。
④少額から始められる
また、ETFは売買単位が小さいため少額から始められるのがメリットです。
ETFの最小売買単位は1口となっており、安いもので言うと数千円程度から投資が可能です。
いっぽうで、株式投資の場合最低でも100株が最低単位なので、それと比べると少額で始められるということになります。
ETFの始め方
①銘柄選び
ETFの始め方で大切なのは銘柄選びです。
たとえば、日経平均やTOPIXに連動したものなどがあります。
これらのETFは当然株価指数が上がれば利益が発生しますが、逆だと損が出ます。
逆に、日経平均指数が下がった時に利益がでるETFも存在します。
これ以外にも初心者にオススメのETFありますが、さまざまなETFを知った上で始めるのがオススメです。
②投資の世界を理解する
当然ですが、投資の世界にはさまざまな人達が参加しており、そのほとんどが個人投資家です。
ただ、株価を動かしているのは資金力の大きさで、たとえば保険会社や年金基金などのヘッジファンドなど、つまり機関投資家が価格を動かしていると言っていいでしょう。
この機関投資家は少しでも利益を得ようと最新の投資理論に基づいて運用を行っているため、投資の世界をしっかりと知っておかないといくらETFを始めたところですぐに資金が底をついてしまうでしょう。
ただ、投資の世界を理解するにはただネットなどで情報や知識を得るだけでは不十分です。
実際に経験することで初めて投資の本質を理解できるわけで、そのためにもリスクが最小限で済むETFで投資について理解を深めましょう。
ETFを始める手順
さて、ETFの始め方で重要なのが証券口座選びです。
ETFを始める場合証券取引所を通して売買するため、証券口座を開設しなければなりません。
では、証券口座の開設の手順をご説明したいと思います。
1.証券会社を選ぶ
まず、証券会社選びをします。
オススメなのは手数料の安いネット証券会社。比較サイトなどを見て選ぶといいでしょう。
2.口座開設手続き
ネット証券で口座を開設する場合、ほとんどの手続きをネット上で済ますことができます。
さらに、口座を開設するのに費用はかかりません。
気に入った証券会社の公式サイトで手続きを行うと、数日~1週間程度で口座開設手続きが終わります。
なお、必要書類はカメラで写真を撮りアップロードするだけでいいのでカンタンです。
3.入金
口座を開設したら、ETFを購入するための資金を入金します。
ほとんどのネット証券口座では自分の銀行口座からリアルタイムで入金ができるようになっており、手数料もかかりません。
あとはETFの売買注文を出せばいいだけです。
ETFの選び方
出来高の多いものを選ぶ
実際にETFを選ぶとなると、何を基準に選べばいいか迷うかと思います。
まず注目したいのが出来高の多さです。
この出来高とは売買の合計数のことで、多ければ多いほど人気があるということになります。
もし、ETFの価格が上がって分配金が出たとしても出来高が少ないと、好きな時かなに売ることができなかったりします。
これがいわゆる流動性リスクと言われるもので、ETFの中でも出来高の多いものの代表格として日経平均連動ETFから選ぶのがおすすめ。
いっぽうで、アメリカのETFを見てみると日本よりはるかに出来高の多い銘柄が多くあるので、そういう意味では海外のものから選ぶ方が安心かもしれませんね。
日本のものだけに偏らないようにする
ETFの銘柄選びで分かりやすさの点から言えば、日経平均連動ETFをおすすめしたいところですが、長期的な観点から言うとどうでしょうか?
数十年後の成長率を考慮すれば、アメリカやその他の先進国などのETFにも投資しておきたいところ。
さらに、日本の債券を対象としたものがないので海外債券のETFを選ぶ場合だと、アメリカなどから選ぶのが政治情勢の不安もないためおすすめです。
自分の目的に合ったものを選ぶ
また、自分の目的に合ったETFを選ぶことも大切です。
もし、分からない場合はテレビや新聞などでよく見る東証株価指数や、日経平均株価と連動したETFを選べばいいでしょう。
ETFはさまざまな銘柄に投資している商品なので、たった1つ保有しているだけで分散投資していることになります。
さらに、複数のETFを保有すれば、さらに分散効果が得られます。
今持っている金融資産の投資先を分散するためETFを利用するのも効果があります。
上でも申し上げた通り、ETFなら日本株以外にも外国の株や債券、不動産などのバリエーションが豊富なのでご自分の目的に応じて選ぶことができるのはうれしいですよね?
まとめ
ETFのメリットや始め方の手順、銘柄選びなどをお教えしました。
ETFは投資初心者にとって非常にありがたい金融商品です。
ETFを始めてみたいけれどどうすればいいのか分からない…という方はぜひここでお教えしたことをご参考にしていただき、さっそく始めてみていただきたいです。
みなさんがETFでコツコツと利益があげられるようお祈りしています!
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