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暗号資産の取引方法

暗号資産を取引するにはどのようにしたら良いのか。証券会社での口座開設やコンピューターによるチャート表示や取引データの表示、信用取引の仕組みなどは株式投資と似ている点もあります。ただしあくまでも暗号資産は法定通貨と連動するものではありません。仕組み上金融投資の仕組みを応用しているものです。暗号資産の独自性が前提であることを忘れてはいけません。

1.暗号資産の入手方法

暗号資産(仮想通貨)の入手方法は、株式や外国為替などと同様に、取引所で購入するのが一般的です。

その他、暗号資産を持っている人から買う方法もあります。また、一般の投資家が行うことは難しいですが、マイニングという作業で、自動的に出題される暗号を世界中で最も早く解析する膨大なコンピューター作業を行うことによっても可能な方法があります

2.取引所の選択

一般的には暗号資産の入手は取引所で購入する方法です。取引所は、改正資金決済法にのっとり、国内で取引できる取引所は金融庁の監督下に置かれ、登録の義務を負うことになりました。登録審査基準をクリアした登録事業者は金融庁のウェブサイトに公開されています。登録事業者名・事業所住所・連絡先・取り扱う暗号資産の種類などを確認できます。取引所の相違では次のような点があります。

①取り扱う暗号資産の種類

取引所により扱い商品が異なります。自分の購入しようと思う商品のある取引所を選びます。

②取引所によって最小取引単位が異なること

暗号資産の最小取引単位も取引所によって異なります。

③売買手数料

暗号資産売買にかかる手数料は、海外では有料が一般的ですが、日本国内の暗号資産取引所では基本的に口座開設手数料、口座維持手数料は無料です。ビットコイン売買にかかる売買手数料も無料、もしくは低く抑えられていることがほとんどです。

ただし、日本円を出入金する際の振込手数料の実費や手数料が若干かかります。しかし、どの手数料も変更の可能性があるため、利用の際には取引所のウェブサイトなどで事前に確認しましょう。

④取引方法

取引方法には現物取引とレバレッジ取引(後述)などがあり、取引所により異なります。自分の目的とする方法で取引の行える取引所を選びます。

⑤セキュリティ対策

暗号資産の流出事故はほとんど取引所のセキュリティの甘さが原因です。どのようなセキュリティ対策が行われているかは確認しておきましょう。24時間365日のシステム監視・運用体制が必要ですが、過去の事故からも次の点も重要でしょう。

コールドウォレットによるデータ保管

顧客の暗号資産をインターネットに接続されたままにせず、外部のネットワークから完全に隔離されたオフライン環境で管理します。

出金時のマルチシグ管理

マルチシグ(複数人の承認が必要な仕組み)を導入することで顧客の資産を保護します。

不正ログインの防止

顧客のアカウントの乗っ取りに対して、本人の二段階認証によってなりすましを防ぎます。

2段階認証は事前に登録した指定のアドレスにメールが送られ、そこに記載されている毎回変わるパスワードを入力するものです。

3.取引所の口座開設、口座入金

(1) 口座開設方法

暗号資産を取引するにあたり、取引所の口座の開設が必要になります。口座開設の手順は次のようなものです。

取引所

販売所のホームページにアクセスし、口座開設(アカウト作成)画面でメールアドレスを入力

届いた申込確認メールに書いてあるURLにアクセス。

漢字氏名、カナ氏名、生年月日、電話番号など必要な情報を入力

画像データ化した本人確認書類をアップロードし、本人確認を申請

「本人確認コード」が郵送された後、取引所・販売所の画面にログインし、手続きが完了

本人確認書類として認められるのは次のものです。

以下いずれか1点

在留カード(現住所が表面記載と異なる場合は裏面も必要)、運転免許証(現住所が表面記載と異なる場合は裏面も必要、※要公安印、手書き不可)、住基ネットカード (顔写真付きのもの)、日本国パスポートとその他1点の計2点

(2) 口座入金方法

日本円で入金します。入金方法は各種あります。

①銀行振込

取引所の指定口座に振り込みます。

②リアルタイム(クイック)入金

取引所WEBにログインしお手持ちの暗号資産で取引所指定の預入用アドレス宛に送付額を指定し送付します。

③その他

コンビニ入金などです。取引所により各種の方法があります。

4.暗号資産の取引開始

(1) 取引方法

取引の方法では現物取引とレバレッジ取引があります。どの種類の取引を行うのか理解しておく必要があります。現物取引とレバレッジ取引のいずれかを選択できます。

①現物取引

現物取引は最も一般的な取引で、専用口座にある資金の中で、暗号資産を売買することができます。現物取引を使用し、暗号資産を異なる種類の暗号資産と交換することもできます。 初心者には、現物取引をお勧めします。

②レバレッジ(証拠金倍率)取引

レバレッジ取引は、専用口座に預けた日本円を証拠金にして取引所の資金を借りて行うトレード方法です。証拠金の何倍かの投資が可能となります。ただし、大きな投資が可能ということは、損失が出た場合は証拠金以上の損害が発生しリスクがあります。レバレッジ取引は、株式投資における信用取引と同様の要素があります。また、取引所により行っていないところもあります。

(2) 注文方法の種類

株式のトレードと同様、暗号資産の注文でも以下の方法が利用されています。

①指値(さしね)注文

指値注文は、その名のとおり売り買いする仮想通貨の値を指定しておく注文方法です。買い注文のときは指値以下の価格、売り注文のときは指値以上の価格でなければ取引が成立しません。

②成行(なりゆき)注文

値段を指定しない場合は、成行注文になります。注文を出した時点でもっとも低い価格の売り注文で買い、もっとも高い価格の買い注文で売る方法です。

指値注文はいつまでもトレードが成立しない、成行注文は想定外の値段で取引されるリスクがそれぞれあることを理解して使いこなしましょう。

(3) 暗号資産のWEBでの買い方

取引所の画面にログインしたら、まずはチャートエリアをチェックしましょう。ここでは暗号資産と日本円の取引チャートが表示されますので、現在の価格を確認できます。

「板情報エリア」をみると、現在の暗号資産の注文数がわかります。

「取引履歴エリア」では、直近の取引成立数量と価格が確認できます。

「注文エリア」では、実際に売買注文をします。

売買価格と数量を設定します。暗号資産の購入単位は暗号資産の種類により最小取引単位は取引所によって異なります。

(4) 暗号資産のWEBでの売り方

ログインして暗号資産の種類を特定し、売りのタブをクリックし、コイン価格を入力するか、「売買注文」に表示されている気配値をクリックして「売りたい量」に売りたいコインの数量を入力、最後に「売り注文」をクリックします。

(5) 暗号資産の送金方法

ウォレット(後述)に送金先のアドレス(口座番号のようなもの)と送金額、暗証番号などを入力すれば送金ができます。手数料は無料や低額です。

(6) 暗号資産の保管方法

通常ウォレットと呼ばれる財布のような機能を持つアプリを使用します。暗号資産の保有者本人確認は、公開鍵と秘密鍵の2つによって成り立っているのでこれらの管理が重要です。

①ウェブウォレット

保有者が直接管理するのではなく、交換所のウォレットを管理するサーバにオンラインでアクセスすることによって操作します。取引所のサーバ自体は常時オンライン状態にあるためハッキングの対象にされやすいので、取引所でのウォレットの管理状態がどのようになっているかを確認する必要があります。コールドウォレットというウォレットで顧客の暗号資産をインターネットに接続されたままにせず、外部のネットワークから完全に隔離されたオフライン環境で管理されていれば問題はありませんが、オンライン状態になっている場合は、保有者がオフライン型のパソコンやモバイルなどでの保管に移すことが望ましいと言えます。

②デスクトップウォレット

自分のパソコンにソフトをインストールしてオフラインでデータ保管します。

③モバイルウォレット

自分のスマホなどのモバイル端末にアプリを入れデータ保管します。

まとめ

仮想通貨でトレードをうまくやるには、短期的にではなく長期的な計画を練ることが大切です。リアルタイムの情報を逐一確認すること、トレード方法に合った準備をあらかじめ済ませておくことです。

暗号資産の取引では特にレバレッジ(証拠金倍率)を掛けて取引する場合は、大切な資金を失う危険性も高くなります。 暗号資産の取引が自分に適しているかどうかを慎重に検討し、その仕組みをよく学んだ上、余裕資金で運用する必要があります。

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