一度しかない人生ですから、「やりたいこと」をやって、生きがいをもって人生を送れたらと思います。
人生を送る上での意義の中心となるのはやはり仕事でしょう。
自分にとって仕事で生きがいのあるものは何なのか?
生きがいのある人生とは何なのか?
自分と向き合い起業のテーマを考え、起業動機を明確にしていく必要があるんだ
起業の5W2H
起業のチェックポイントでは5W2Hから見ていく方法があります。
5W2Hとは、WHEN(いつ)、WHERE(どこで)、WHO(誰が)、WHAT(何を)、WHY(なぜ)、HOW(どのように)、HOW MUCH(いくらで)のことです。
起業の動機とは、起業のWHY(なぜ)のことだ
WHYとともに、重要な要素はWHATです。
WHYの具体化がWHATの明確化につながります。
「やりたいこと」「なりたいもの」の実現を目的とした起業動機
「やりたいこと」will が明確であれば起業テーマが絞り込まれます。
しかし、実際には「やりたいこと」はいろいろあり、年齢とともに変わり、はっきりしないことも多いのではないでしょうか?
「やりたいこと、なりたいもの」のイメージがある程度明確に描ける時期は中学生ごろと言われてるもんね
小学生ごろの憧れ的なイメージにある程度現実性が加味された段階でしょう。
しかし、「やりたいこと」がはっきりするというよりは、「なりたいもの」のイメージが浮かぶ段階でしょう。
料理番組を見て、有名なシェフにあこがれを持ち、自分も料理人を目指すという場合などです。
「やりたいこと」がある程度はっきりすれば、「やりたいこと」を実現するためにはどうしたら良いか、「なりたいもの」になるためにはどうしたら良いかは明確になります。
シェフになるためには、高校を卒業してレストランに就職したり、特定のシェフの店に修業で入ったり、料理の専門学校に入ったりするステップを踏むことになるでしょう。
好きなこと、趣味を活かした起業もある
若い頃から起業したいわけではなく、働きながらサラリーマンの現実に不満を持ち、起業への夢を持つことが多くあります。
雇われていて拘束される人生は嫌だという実感だな
しかし、具体的に起業をするとなるとまず「やりたいこと」があるのかどうかが問題です。
大手の造船会社に勤務し、定年後起業しようと決意していたKさんは、いざ定年が近づき何をしようかと考えても具体的に「やりたいこと」が明確になりませんでした。
富士山にも登って自分を見つめ直しましたが、やりたいことは分からなかったと言います。
ある時趣味でやっていた日用品の発明で、自宅の近所の人に部屋の角まできれいに掃ける試作の箒をプレゼントしたところ、大変具合が良いと喜ばれました。
人に喜ばれるなら発明も役に立つと思い製品化に向けて起業しました。
印刷会社に勤めていたMさんは、会社の経営状況も思わしくない背景から早期退職に50歳代で応じ、転職も難しかったことから自分で起業することを考えました。
その時考えたのは趣味がビジネスにならないかということでした。
Mさんの趣味とは昆虫です。子どもの頃から昆虫採集と飼育が趣味でした。
ビジネスになるとすればカブトムシやカミキリムシなどの甲虫類と考えました。
自分で伊豆七島まで昆虫採集に行き捕ったり、幼虫を仕入れたりし、虫を自宅で飼育し成長したらネットショップで生体を売るビジネスです。
顧客はマニア層で単価も万単位まで高くても売れるそうです。
少資金で始められるビジネスで、自宅ででき、しかも趣味を活かしてできるというメリットがあります。
売り上げもこれだけで食べていけるレベルに達しています。
店を持ちたいという夢を実現する起業もある
若い人の中に自分の店を持ちたいという夢を持っている人が多くいます。
店を持つということは自己実現の1つの形です。
どのような店を持ちたいかは、飲食業や雑貨店、アパレルや花屋など多様です。
Sさんは、アパレルに関心があり、アルバイトをする中でリユースの古着の洋服に関心を持ちました。
このような店を自分も持ちたいという夢がはっきりしてきました。
就職は数少ない古着のチェーン店に就職しました。何年間か勤めて将来独立する夢を持っています。
地方在住のAさんは女性として勤めていた書店を退職し、好きな分野の洋菓子店に、未経験でパティシエ見習いで勤めました。
アルバイト扱いで時給も安い扱いでした。好きなことで朝早くから長時間勤め続けました。
数年経ち腕は上がり戦力として欠かせないものとなってきました。しかし、法人化していない個人企業のオーナーは、賃金を上げてくれずいつまでも安いアルバイトのままでした。そして10年が経ちました。
待遇はほとんど変わらずオーナーは安い労働力が必要なだけでこの店の中ではキャリアアップの道がないことを身に染みて感じました。
しかし、資金もなく、店を持ちたいという夢はあっても実現の手立ては見つかりませんでした。
しかし、しばらくして祖母がなくなり住んでいた家が空き家になりました。
住宅地の中で店舗としての立地は悪いのですが、ネットで営業することも考え親にも資金援助してもらい、空き家をリフォームし店舗として開業しました。
売り上げはまだ大きくはありませんが、徐々に口コミとネットで反響は生まれてきています。
「なりたいもの」になれなかったら、その周辺で第2次志望の起業テーマがあるかもしれない
「なりたいもの」になれないのは普通です。「なりたいもの」は憧れの存在だからです。
スターであり、英雄であり、天才であり、偉人であり、自分の夢です。
多くは才能がないとなれません。であれば、その周辺で第2次志望・第3次志望の道はないでしょうか?
有名大学法学部を出て司法試験を受験し弁護士を目指していた今は60代のHさん。
20代半ばで生活面の課題から、当時はまだあった地方公務員の学校警備員に試験を受けなりました。
公立の小中学校で、宿直専門の公務員を雇っていた時代でした。
司法試験受験者にとって宿直は人気の職業でした。何故ならば夜間の泊まり込みの1人勤務で、他人の眼がなく勤務の合間の待機時間に勉強できるからです。
生活を地味ながら成り立たせながら司法試験合格までの長期戦を持続できる道でした。
ところがHさんは何年たっても受かりませんでした。
途中から惰性で受験している状況に落ち込んでいったと言います。
そして、40代になり勤続20年が経ち、将来の公務員年金受給の資格を得ました。
そこで、司法試験をあきらめ公務員を退職し、もはや転職の道はないので以前とっていた行政書士の資格での独立を決めました。
弁護士という第1志望はかなわず、第2志望の他の資格での独立を決めました。
行政書士での独立起業では、幅広い行政書士の分野の中で入管業務一本に絞り大きな成功を収めてきました。
まとめ
「やりたいこと」がやれればそれだけで人生は幸せかもしれません。
独立起業は自己実現の道です。
自己実現に目覚めた人はその夢を諦められません。生き方そのものになってきます。人生の価値観です。
ビジネスシーズは他と差別化できるオリジナリティのあるものと出会えれば幸せです。
成功の確率が高いと言えるな
なかなか簡単には良いビジネスシーズに出会えないかもしれませんが、自分に合った少しでも良い商材に出会うために、人脈や情報を追求していく必要があります。
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