サイト売買市場にはさまざまな人が入ってきます。
たとえば、個人、中小企業、大企業…などさまざまですが、実際にサイト売買の経験が豊富な人は少ないです。
つまり、サイト売買にはメリットが多いもののある程度のリスクがつきもので、売り手側、買い手側それぞれにリスクがあるんだ
しっかりとリスクについてふまえた上でサイト売買を行わないと、後でトラブルになる可能性があるため、ここでそのリスクについてや、リスクを回避するためのポイントなどをご紹介します。
Contents
売り手側のリスク
売り手側にはどんなリスクがあるの?
税金の支払い
サイト売買を行う上で売る側のリスクに税金について、というのがあります。
サイトを得れば、まとまったお金が入ってくるためその分税金の支払いも多くなります。
その理由はサイトを売却した場合の利益がが大きければ、税金の負担もその分大きくなるからです。
ただ、サイトを売ったお金を新しいビジネスの初期投資に使うなど、あらかじめ使いみちが決まっている場合は税金についてのリスクは心配無用です。
お金が入ってくるので、予め使い道を考えておくべきです。なぜなら、売却益が大きければ、その分税金の負担額も増えてしまうからです。
さらに、個人と法人によってサイトを売って得たお金の勘定が違ってくるので、税理士さんに確認しておくことが大切です。
サイトの運用歴によっても課税額が変わってくるので要注意!
一般的に、5年以上サイトを運営していると税金が安くなるようで、逆にそれ未満だと高くなると言われています。
つまり、サイトの運営を初めて5年経っていないと税額が高くなるため、できれば新しいビジネスに投資することをおすすめします。
大切なのはいくらで売れるかということだけではなく、税金についてもしっかりと考えておくようにしましょう。
収入がなくなる
これは当然といえば当然ですが、サイトを売ることで毎月のサイトからの収益がなくなるのもリスクです。
運営しているサイトがなくなるわけなので、毎月の収益がなくなりますので、その点もリスクと考えた上でサイトを売らなければなりません。
ただ、サイトを得ればまとまったお金が入ってくるので、それをリスクではなくプラスと考えることもできます。
それは、入ってきたまとまったお金を新しいビジネスに投資できるということですね。
さらに、毎月の収入がなくなるということは新しいことで収入を得てやろう!というモチベーションアップにつながったりします。
売ったサイトからの収入がゼロになっても、売ったお金で新しいビジネスを立ち上げれば、前よりさらに収入が得られる場合もあります。
収入がなくなっても、モチベーションアップにつながる場合もあるんだね!
代金の支払いが行われない
サイト売買で売る側の最大のリスクが代金の支払いが行われないことだよ
交渉が成立、サイトを売ったのにいつまで待っても代金が振り込まれない、というトラブルが実際に起こっています。
また、入金が遅れるだけでなくサイトを譲渡したとたん一切の連絡が取れなくなった、というトラブルも多いです。
そのため、前もって支払いを行ってもらえるエスクローサービスを利用するケースが多いようですね。
最近ではサイト売買業者の中にもエスクローサービスを採用しているところも多いので、そういった業者を選ぶといいでしょう。
契約書の内容が不利なものだった
また、サイト売買に関する法律は現在ないので、譲渡契約書や秘密保持契約書などといったさまざまな契約書の内容は非常に重要になってきます。
買い手側がリスクを回避するために買い手側に一方的に有利な契約書になっていることもあるんだ……
売り手としては少しでも早くサイトを売りたいと思うあまりに焦ったり、交渉が決裂するのを避けるため自分に不利な契約書を結んでしまったり…というケースも少なからずあるようです。
買い手側のリスク
売り手側のリスクは分かったけど、買い手側にもリスクはあるの?
権利などの引き継ぎが不備だった
買い手側がサイト売買でのリスクとしては権利の引き継ぎの不備があります。
たとえば、ECサイトの場合だと仕入れ先などがサイト管理者個人に属していることがあります。
しっかりと権利関連について確認し、引き継ぎ可能かどうか確かめておきましょう。
瑕疵虚偽がある
一般的にサイト売買で売る側は都合の悪いことを買い手に見せたくないはずです。
中には悪意のないケースもありますが、事実を把握しておかないと正常にサイトを評価することができません。
しっかりと詳細までチェックし質問しておくことが大切なんだ
さらに、契約書を作成する際に瑕疵や虚偽などの項目を作っておくこともリスク回避につながります。
運用できない
サイト売買でサイトを買ったのに購入後運用ができない場合は収益を得るどころではありません。
自社の人材やインフラで買ったサイトが運用できるのかどうか、困難なら外部に委託できるかなど前もってしっかりと確認しておきましょう。
アフターフォローがなかった
サイト運営に慣れていない場合、サイトを買った後のアフターフォローがないと困ることが多いです。
サイトを売る側は少しでも手間をかけずにサイトを売りたいと思っているため、アフターフォローをつけていない場合も多いです。
もしくは、サイト売買を早く進めたいがためにアフターフォローをすると口約束しておき、実際は行わないという場合もあります。
そのため、アフターフォローがあるかどうか交渉の段階で前もって具体的に説明を受けておき、契約書に記載しておくようにしましょう。
サイト売買でのリスクを回避するには
本当に回避できるの……?
契約書を作成する
サイト売買で少しでもリスクを回避するにはサイト売却の話がまとまった後、トラブルにならないよう譲渡契約書を作成しておくことです。
サイト売買仲介業者の中には契約書の作成を行ってくれるところと行ってくれないところがあるので、サービスがない場合は自分で作成します。
その場合、費用がかかったとしても弁護士などの法律のプロにお願いする方が無難です。
弁護士は法律の専門家だから、売り手と買い手の両方に公平な契約書を作ってくれるんだ
そうすれば、サイト売買の交渉がよりスムーズに進むでしょう。
ほとんどの場合、弁護士への契約書作成料の費用は売り手と買い手で支払います。
なお、契約書の内容についてですが、しっかりと売り手と買い手双方で取り決め、漏れのないようにしましょう。
たとえば、売却後○ヶ月はアフターフォローをつけて欲しい…など、特約事項として記載しておくといいでしょう。
エスクローサービスのある業者を選ぶ
サイト売買で代金を支払ってもらえないリスクを回避するにはエスクローサービスを行っているサイト売買仲介業者を選びましょう。
エスクローサービスとは契約を結んだ時買い手から代金を預かっておき、取引が終わったら売り手に預かった代金を支払うサービスです。
サイトを売る側と買う側で直接お金のやり取りを行うより、こういったエスクローサービスを利用する方がリスク回避に繋がります。
サイト売買を行う場合はエスクローサービスを採用している業者選びは必須だね!
まとめ
サイト売買の売り手側のリスク、買い手側のリスク、リスク回避の方法などをまとめてみました。
サイトを売買する際はリスクについても十分に考慮しておくことが大切なんだね!
今後、サイト売買を行おうとお考えの方はぜひここでお教えしたリスクについてしっかりと理解しておいてくださいね!
コメントを残す