みなさんはサイト売買ってご存知ですか?
ある程度収益が上がっているウェブサイトを売れば、まとまったお金を得ることができます。
また、売却することで運営する時間と手間が省けるので、新しいサイトを作るのに集中できるなど、さまざまなメリットがあります。
ただ、サイト売買が活発に行われるようになっているのに、正しく交渉できないことから失敗している人も多いのが現状なんだ
そこで、サイト売買で失敗しトラブルが起きないよう、サイト売買のリスクについてしっかりとおさえておいていただきたいです。
ここでは、サイト売買の具体的な失敗例や、サイト売買で失敗しないための対策についてお教えします。
Contents
サイト売買の方法
そもそも、サイト売買の方法には個人と個人で売買する方法と、仲介業者を利用する方法があります。
まず、個人間でサイトを売買する最大のメリットは手数料がかからないことですが、全ての手続きを自分でやらなければならないので莫大な時間と手間がかかり、リスクがあまりにも大きいです。
取引する相手がよっぽど信頼できる相手でないと、個人対個人の売買はやめておいた方が無難だぞ
個人間でサイトを売買する場合だと、売る側は自分のサイトの評価を自分で行う必要がありますし、売却価格も自分で決定する必要があるので、相場より安い価格で売らざるを得なくなることもあります。
また、買う側も自分で買いたいサイトの価値を判断するため、相場より高い価格で買ってしまったり、内容になんらかの問題があるサイトと知らずに買ってしまうこともあります。
ですが、サイト売買仲介業者を利用すれば、時間や手間を使わず安心してサイト売買が行えます。
それに、サイトを売る側と買う側の交渉を全て任せられるので、売る側はサイトの情報を登録すればよく、買う側も買いたいという意向を伝えるだけでいいので安心です。
もちろん、多少手数料はかかりますが、相場よりはるかに安い価格で売るリスクや価値のないサイトを高額で買うリスクなどを考慮すれば、手数料を支払っても仲介業者を活用した方がサイト売買に失敗しなくてすみます。
さらに、サイト売買業者を利用すると、エスクローサービスを利用できる点も失敗を防ぐ上でメリットです。
このエスクローサービスとは第三者預託のことを言い、サイト売買の契約を結んだ後買う側から譲渡金をサイト売買仲介業者がいったん預かり、取引が全て終わった後に売り手側に払うというシステムです。
このエスクローサービスがあれば、詐欺や支払いのトラブルで失敗しなくて済む安心できるサービスです。
サイト売買を行う場合、仲介業者を利用してエスクローサービスを活用すると安心できるんだね!
サイト売買の失敗例
では、具体的にサイト売買の具体例を挙げて見たいと思います。
PV、アクセス、収益などが嘘だった
では、具体的なサイト売買の失敗例を挙げてみたいとおもいます。
サイト売買を行う上で必ず確認するのがPVやアクセス、収益などですが、サイトを売る側がこれらのデータを改ざんし、提出することがあるようです。
収益やアクセスが実際よりはるかに多いと思わせる資料を買い手側に見せ、サイトの売却価格を高くしようとするいわば詐欺行為です。
買う側がこの虚偽のデータをうのみにしてしまい、買ってしまった後に騙されたと気づいても、個人間で取引してしまっているとどうにもなりません。
メールアドレスが変えられていたり、電話番号が使われなくなっていたりなど、連絡が取れなくなってしまうことがほとんどです。
このようなサイト売買の失敗は実際にかなりの数あるようですね。
仕入先の引き継ぎが契約書に明記されていない
もう1つのサイト売買の失敗例として、ECサイトを購入したものの、契約書に書かれていた仕入先の引き継ぎが譲渡対象として書かれていなかった…というのがあります。
このように、サイト売買でよくある失敗に契約書に書かれているはずの譲渡対象を見落とすことです。
サイトの購入を急いでしまい、重要な譲渡対象を確認しないまま契約してしまうという失敗ですね。
特に売り上げが急伸しているECサイトを買う場合だと、サイトを買ってからサイトを買った側が取扱商品を手配する必要があります。
当然、どんなに売り上げがあるECサイトであっても、売る商品がないと売り上げが上がりません。
ですが、契約書に仕入先についての情報が全く書かれていない…ということもあるので、サイト売買を行う場合は契約書に仕入先など重要なポイントが書かれているかしっかりとチェックするようにしましょう。
これらの情報が書かれていないと、サイトを買った後で自分で新規の仕入れ先を探し交渉をしなければならなくなります。
この交渉がうまくいかないと、せっかくの売り上げが一気に下がってしまい大きな失敗につながります。
アフィリエイトサイトの中でも放置型のものだと細かい引き継ぎがいらないことも多いですが、ECサイトのような商品を販売するサイトだと仕入れについての情報が契約書に記載されていないと大きな損失につながります。
サイト売買を行う際は収益やサイトの価格にばかりとらわれず、最終的な契約を結ぶ際にしっかりと契約書の中身をチェックしていただき、仕入先など大切な情報について書かれているかどうか確認しておきましょう。
サイト売買の失敗を回避するには
回避するにはどうすればいいんだろう……
サイトの内容が虚偽の案件に注意する
たとえば、PVやアクセス、収益などについて虚偽の案件を買わないようにするには買いたいサイトの管理画面やキャプチャを見せてもらうと失敗しなくてすみます。
アクセスについてはGoogleアナリティクスなどのデータを見せてもらうといいでしょう。
その際、不審な点や疑問点があれば、納得できるまで徹底的に質問することが大切です。
サイトを売る側がはっきりと答えなかったり、データが正確なものかどうか分からない場合はサイト売買を見送ることも視野に入れましょう。
契約書はプロに依頼する
サイト売買で契約書は非常に重要な役割を果たしており、たとえ信頼できる相手と取引するにしても契約書なしの取引は思わぬ失敗につながります。
必ず、サイト売買を行う際は法的効力のある契約書を作成することが大切です。
サイト売買を行う際に契約書を作成しないケースがあるのは契約書作成に莫大な手間と時間がかかるからでしょう。
実際、契約不履行の際の対処、瑕疵責任の有無など詳細に決めていくのは非常に時間と手間がかかります。
また、法的効力のある正式な文書にするのは非常に難しいです。
ですが、正式な契約書があると取引で失敗せずにすみますので、内容を詳細に決め、漏れがないように作成するようにしましょう。
また、サイト売買を行う際に失敗しないために、契約書を作成すのに法律のプロである司法書士や弁護士を活用することも重要です。
サイトを売る側と買う側はそれぞれの立場が違うので、知識がある側が自分により有利な契約書を作成することになるからです。
こういったことを回避するには中立的な第三者に入ってもらい、正式な契約書を作成することが重要です。
法律のプロである司法書士や弁護士なら、公平な立場で制度の高い契約書の作成が可能です。
契約書の作成はプロに任せた方が安心だね!
まとめ
サイト売買での具体的な失敗例や、失敗を回避するための対策についてまとめてみました。
今後サイト売買を予定されている方の参考になればと思います!
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