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投資信託を購入するのが向いている人について

資産形成の一部として、投資信託などの金融商品を購入することは珍しくなくなってきました。

しかし、誰でも投資をすれば大きな資産を作れるわけではありません。

「投資信託は初心者におすすめ」といった甘い言葉が経済雑誌などにも出ていますが、むしろ、投資信託を保有するのが向いている人・向いていない人は明確に分かれます

今回は、投資信託を購入するのが向いている人について、その特徴や傾向についてまとめてみました。

投資の勉強がすぐにはできない人

まず、投資信託はそもそも投資には縁遠く知識のない人でも投資ができるように生まれた金融商品です。

つまり、専門的な知識がなくても投資できるのが投資信託です。

投資信託は、販売をしてくれる販売会社、運用をしてくれる運用会社、投資家から集めた資金を管理する信託銀行という主に3つのプロによって運用されています。

それゆえ、投資の知識がない人でも投資信託は購入しやすいです。

投資をする場合は、投資の勉強はしないよりかはした方が良いのですが、仕事などが忙しくて投資が難しいという人も多いことでしょう。

そんな人には、急いで売買する必要がない投資信託はおすすめです。

値動きに不安を覚えない人

そして、値動きに不安を覚えない人におすすめです。

投資信託は、S&P500や日経平均などの経済指数に連動するインデックス投資信託や、有名な運用会社が設定している経済指数以上のリターンを想定するアクティブ投資信託があります。

インデックス投資信託の方が値動きを追いやすいですが、いずれにしても投資信託は金融商品であり、元本保証がありません。

さらに、投資信託の中身は国内外の債券や株式ですので、海外情勢などで値動きは激しくなることもあります。

自分が保有する投資信託の基準価額が大きく暴落することもあります。

投資信託の基準価額が暴落すると、周囲の投資家たちが慌てふためいたりすることもあるので、情報収集をしている人ほど平常心が保てるかどうかが資産運用において重要になってきます。

基本的に投資信託は、ある程度の長期的な保有によってインデックス指数同様の資産のリターンが期待できる金融商品です。

したがって、多少値動きがあったとしても、投資信託の設定上保有し続けることで資産形成において重要です。 

今は、SNSなどですぐに値動きの確認もできるので、情報の感度が高い人ほど情報に振り回されやすくなっています。

著名な投資家さんがいわゆる投げ売りをしたといった発信をすることもあり、そうした不安を煽るような発言によって売りたくなることもあるでしょう。

そうした投資環境に耐えられるかどうかが投資信託を保有する人として適格かどうかにつながっています。

入金力に余裕がある人

現在、投資信託は毎日100円から積み立てることができます。

それゆえ、毎日積み立てても毎月3万円ほどです。年間で計算しても36万円ほどです。

したがって、人によりますが投資信託に回す資金は大金が必要といったことはありません

しかし、すでに説明した通り、投資信託の価格は日々変化します。この価格の変動については、人によって適正があります。

実際に体験しないとわからないことではありますが、実際に投資を開始してみて、1円でも自分の資産が減ることが怖いという人もいます。

また、複利の力でもって時間をかけて資産形成をしていくのが投資信託の醍醐味ですが、少しずつ保有比率を上げていくことで慣れていく人もいます。

こうした点も経験しないと分からないことです。

自分に見合う投資への金額比率などは個人によって異なるので、経験がものをいうのですが、もう一つ元本保証のない金融商品に投資する際のリスク許容度を上げてくれるのが入金力です。

いわゆる余剰資金があって、投資したいときに投資できるお金があるか否かが重要になってきます。

注意が必要なのは、実際に証券口座にお金を入金して、すべて投資に回すという意味ではありません

あくまでも、いざという時に生活費用などは投資資金とは別に管理していて、投資で利益が出なくても大丈夫な状況であるのが大切ということです。

お金が自由に使えるかどうかは、投資の自由度に大きく関わりますし、生活資金が別であれば、多少の損は気にせずに長期的に投資に取り組めるのでリスク許容度を引き上げてくれ、長期的な投資信託への投資を可能にしてくれます。

もちろん、すべての人にとって経済的余裕を生むのは難しいことです。給与は増えにくいご時世ですので、その時々に応じて資産配分は考える必要があります。

投資信託が資産形成の上で適切な金融商品である人

何より投資信託に投資するのが向いている人は、その人の収入や経済状況、家族構成やライフスタイルなど、総合的にみて投資信託への投資が見合っているかどうかが最重要事項です。

人によって投資をする理由は異なります。

ある人は老後資金を貯めたいということですから、時間的には20年や30年といった長期的な視座に立てます。

また別の人は教育費としてまとまった資金が必要ということもあるでしょう

。この場合は、高校入学や大学入学といった節目にお金が必要になってくるので、5〜10年あたりのスパンである程度の資金の取り崩しが必要になります。

もしくは旅行や留学、車などを高級品の購入などで資金が必要といった場合にも投資信託への投資は効果を発揮します。

この場合は、1年や3年といった比較的短い期間でも運用ということになります。

目的に応じてかけられる時間も変わりますので、目的に応じた投資信託を選ぶ必要もあります

もし、老後資金の用意といっても年齢が60代や70代となると期間は短くなるので、その分投資に回す資金を増やすなどの工夫が必要です。

特に年齢が上がってから投資を始める場合は、リスクが大きく、資産が目減りしたときに労働収入などで補うことが難しいので、そうした状況を考慮する必要があります。

逆に若年層で、さまざまな金融商品に触れてみたいといった人もいることでしょう。

投資信託は、運用自体をプロに任せることになります。投資家として必要なのは、投資信託の設定を吟味し、資金を入れることであり、あとは報告書等で運用状況を確認するといったことです。

それゆえ、自分の判断で金融商品を選んで売買を繰り返したい人には不向きです。

インデックス運用ではインデックス以上の成果を得るのはほぼ不可能ですので、それ以上のリターンが欲しい場合は投資信託以外の投資先を検討する必要があります。

また、投資信託は主に債券や株式が投資対象となっているので、それ以上に投資分散を行いたいならば、実物不動産や仮想通貨、ソーシャルレンディングなどの他の投資手法も検討の対象となるでしょう。

まとめ

投資信託は、比較的安定・安全に資産運用できる金融商品として注目されています。

初心者向けと言われるだけあって、一般的なサラリーマンでも気軽に投資できるようになっていて、大事な資産を守ったり、将来のインフレに備えて資産を殖やしたりすることができます。

とはいえ、投資には向き不向きもありますし、金融商品は投資信託以外にもあります。

情報などに振り回されない能力も必要ですので、意外と忍耐力や自分の決めたことを守るといった能力も必要になります。

いずれにせよ、自分の目的に合わせて投資信託もうまく活用できる人が投資信託を購入するのに向いているといえるでしょう。



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