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ETFの手数料ってどんなものがあるの?どうすれば安くなるの?

みなさんはETFについてどのくらいご存じですか?

投資信託が上場したことで、これまでより気軽に少額で投資できるようになったETF。

ただ、ETFと聞いても名前は知っていても、手数料について詳しくご存じの方はそう多くはないはずです。

そこでここではETFにかかる手数料にはどういったものがあるのか、安く抑えるにはどうすればいいのかなど、詳しくご紹介します。

ETFって?

そもそもETFとは証券取引所に上場している投資信託のことで、株式と同じように証券会社を通じて売買できる金融商品です。

そのため、売買単位も決められており、単位ごとに注文を出します。

さらに、株式と同じくリアルタイムで値動きしているので、指し値や成り行きなどで注文が可能です。

ETFの種類にはTOPIXや日経平均株価などに連動したものなどがあります。

また、株式と同様4桁の証券コードが付けられているのも特徴です。

ETFの魅力

気軽に取引できる

ETFの魅力と言うと、何より取引が気軽にできることではないでしょうか?

投資信託だと、売買の申込みをしてもタイムラグが1日あるため、夜間海外市場で大きく値動きしてしまうと、注文を出した時と成立した時とでかなり値幅が出てしまうことがあります。

ですが、ETFならそういった心配がないのがメリットです。

少額投資が可能

また、ETFなら国内外の株式や原油や金、不動産などさまざまなものに投資しますが、個人でさまざまなものに投資するのは不可能です。

ETFによってはたった1,000円で投資できるものもあり、少額投資が可能です。

さらに、日本国内だけでなく海外の株価指数と連動したものも多く、たとえば、ナスダック総合指数やダウ平均などが存在します。

つまり、ETFは少額で分散投資できリスクが低いということが魅力だと言えるでしょう。

投資信託との違いとは

ではETFとの違いにはどういったことがあるのかと言うと、一般的にETFの方が手数料が安いということです。

投資信託の中にもノーロードと言われる購入する際の手数料がかからないものもありますが、ETFは購入時や保有時の手数料が安いのが特徴です。

それに、ETFなら株式と同様証券取引所があいている時間なら好きな時間に売買が可能で、この時間内なら何度でも売買することができます

ただ、証券会社に売買注文をするのは市場が閉まっている時も可能です。

ですが、投資信託は非上場なので1日のうち1回しか取引することが不可能です。

結論を言うと、どちらが優れた金融商品かと言うことではなく、ご自分がどういう資産運用の取り組み方をするかによって選ぶことが大切です。

また、場合によっては投資信託とETFを組み合わせることも可能です。

ETFと投資信託の手数料の違い

売買手数料

ETFを購入する際売買手数料がかかってきます。

国内のETFなら国内の株式と同じ手数料と決まっており、海外のETFなら海外の株式と同料金です。

ただ、この手数料の金額は証券会社によって違っており、ネット証券は安く設定されていて0.1パーセントのところもあります。

売買金額によっては無料の場合もあるので慎重に選びたいところです。

いっぽうで、投資信託の場合だとノーロードファンドでもない限り売買手数料が2~3パーセント程度かかるものがほとんどですので、ETFの売買手数料がいかに安いか理解していただけるかと思います。

さらに、海外のETFを購入するとなると、そのほかにも為替手数料がかかってきます。

おおよそ1ドル当たり25銭程度となっていますが、その理由は海外のETFだと円をドルなど外国の通貨に両替してから外国の株を買わなければならないからです。

ちなみに、海外のETFは日本のETFと比較して手数料が高い上、この為替手数料も必要なので、まとまった資金がないと利益をあげづらいと言えるでしょう。

信託報酬

大まかにETFと投資信託の違いについてふれたところで、次はこれらの手数料の違いについてご紹介します。

通常、投資信託にかかる信託報酬はインデックス型かアクティブ型かによって違います。

インデックス型とは東証株価指数やTOPIXに連動している商品のことで、アクティブ型とはそれらを上回る商品のことです。

一般的に、インデックス型の投信信託にかかる信託報酬は0.1~1.65パーセント程度に設定されています。

いっぽうで、アクティブ型の場合だと運用に人件費やさまざまなコストがかかるため、信託報酬は2パーセント以上かかるものもあります。

あるアクティブ型ファンドの場合、信託報酬は2.376パーセントとなっておりかなり高めですね。

インデックス型ファンドの方が信託報酬が安い理由は運用会社が銘柄を選ぶ際、人件費や手間が少ないためです。

数字で見てみるとインデックス型もアクティブ型も大した信託報酬ではないように感じますが、長期間運用し続けるとなると相当な金額になってきます。

そのため、ETFを選ぶ時は信託報酬がどの程度かをしっかりと見極める必要がありそうです。

ETFの手数料を安く抑えるには

では、具体的にどうすればETFの手数料を安く抑えることができるのでしょうか?

当然ですが、ETFの売買回数が増えれば増えるほど、手数料の金額は大きくなります。

そのため、少額投資非課税制度、いわゆるNISAを利用すれば、売買手数料を大幅に抑えることが可能です。

証券会社によってはこれを活用することでETFの売買手数料が無料になるところもあります。

ちなみに、NISAとは年間の投資額が120万円までなら、売却益や分配金が非課税になる仕組みです。

このNISA口座を使ってETFを購入すれば、売却益や分配金が非課税になるほか、売買手数料が無料になったりとメリットが多いです。

ETF取引におすすめの手数料の安い証券口座

ETFを始めるに当たり、手数料を安くするには総合証券会社でなくネット証券がおすすめです。

では、どのネット証券口座を選べば、ETFの手数料を安く抑えられるのか具体的にいくつかご紹介してみます。

楽天証券

楽天証券ではいちにち定額コースを選べば、1日当たりの取引額が10万円までなら手数料が無料となっています

ETFを売買する際、10万円までのものが見つかったら、ぜひこのコースを利用するといいでしょう。

ただ、いくら安いETFを選んだとしても売却の際にまとめて売るとなると手数料がかかってくるので要注意です。

カブドットコム証券

次におすすめの手数料が安い証券口座はカブドットコム証券です。

カブドットコム証券でフリーETFというサービスを使えば、対象の銘柄を手数料ゼロで売買が可能

売買できる銘柄が限定されているものの、手数料を考えずにETF取引できるのはありがたいですよね?

SBI証券

SBI証券も売買手数料が安いことで知られているネット証券です。

たとえば、取引額が5万円までなら50円、10万円までなら90円とかなり安く設定されています。

また、楽天証券でもそうですが取り扱い銘柄が非常に多く、大手メガバンクと連携していることで為替手数料無料で証券口座に外貨を移動することもできます。

つまりSBI証券がおすすめの方は10万円以上のETFを購入することが多い方で、為替手数料を安くしたい方だと言えるでしょう。

まとめ

ETF取引を行う場合にどんな手数料がかかるのか、安く手数料を抑えるにはどうすればいいのか、おすすめのネット証券会社をいくつかご紹介しました。

せっかく利益をあげても手数料で相殺されては意味がありません。

できるだけ手数料の安い証券口座を選ぶようにしていただき、利益をあげてくださいね!

これからETF取引を始める方のお役に立てばと思います!

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