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はじめてのレバレッジ取引をしてみよう!

レバレッジはFXの大きな魅力の一つです。

少ない資金で大きな資金を動かすため、うまく使うと大きな利益をあげることもできます。

しかし、間違った使いかたをするとあっという間に資金は底をつき「やっぱりギャンブルだ」と、FXに対する誤ったイメージをいつまでも拭えません

投資を豊かに、より楽しむために正しいレバレッジの使いかたを身につけましょう。

レバレッジとは

簡単にいうと、小さな力で重いものを動かす「てこの原理」のことです。

住宅やクルマのローンを思い浮かべてください。普段、私たちが何かを買うとき持っている資金以上のモノを買うことができません。

大きなモノを買うときには給料を貯めたり、いらないモノを売ったりします。

しかし、ローンは手元の資金が少なくても大きなモノを買うことができます。

どうしてかというと「会社でこの先もはたらくので必ず支払います。だから立て替えてください」と約束をするからです。

FXのレバレッジもこれと同じです。手元の資金を担保に一時的にFX業者からお金を借りて取引することができます

それにより、資金効率をあげ、少ない金額でも大きな利益を生むことができるのです。

資金を借りるということは、借金を負う可能性もあるんじゃないの?」と疑問に思うかもしれません。

結論からいうと、可能性はあります。会社を辞めて先の支払いができなくなるように、FXも急な相場の変動により手元の資金以上に損失がでるおそれがあります。

しかし、それは必要以上に大きくかけて取引をするからであり、適切な使いかたをすればその可能性を限りなくゼロに近づけることができます。

ロスカットルール

いくら気をつけていようと、相場が大きく動くとどうしても取引が間に合わないことがあります。

そんなときのためにFX業者は『強制ロスカット』という制度を設けています。

強制ロスカットは、一定以上の損失がでると発動し、私たちの大切な資金が大きく減らないように守ってくれる制度です。

つまり、ムリな取引をしなければ借金を負うことになりませんし、強制ロスカットを食らうこともないのです。

なので、どの程度の損失がでたらアウトなのかをあらかじめ決めておくことが大切です。SNSや報道で目にする、FXで破産したなどの声はレバレッジのかけ過ぎによるものです。

宝くじの感覚で一発当てようとしたり、損失を取り返そうとヤケになると一瞬で資金は底をつきます。

FXをギャンブルとして扱うのではなく、長い目で見た投資と捉えることができれば、レバレッジは強い味方になってくれるのです。

数字でみるレバレッジ

お伝えしてきたように、レバレッジは適切に扱うことで大きな利益をもたらしてくれます。

現在、日本でかけることのできる最大倍数は25倍です。ちなみに、25倍で取引することをフルレバレッジ(フルレバ)といいます。はじめのうちはけっして真似しないでくださいね。

実際の資金の動きを以下に記します。わかりやすく1ドルは100円です。

ケース1: 手元の資金が1万円の場合

・1ドル100円のドルを1,000通貨購入=10万円分なのでレバレッジ10倍

1ドルが101円に上昇→1,000通貨なので+1000円=資金は11,000円
1ドルが99円に下落→ 1,000通貨なので−1000円=資金は9,000円

・1ドル100円のドルを2,500通貨購入=25万円分なのでレバレッジ25倍

1ドルが101円に上昇→2,500通貨なので+2500円=資金は12,500円
1ドルが99円に下落→ 2,500通貨なので−1000円=資金は7,500円

ケース2: 手元の資金が10万円の場合

・1ドル100円のドルを1万通貨購入=100万円分なのでレバレッジ10倍

1ドルが101円に上昇→1万通貨なので+10,000円=資金は110,000
1ドルが99円に下落→1万通貨なので−10,000円=資金は90,000円

・1ドル100円のドルを2万5千通貨購入=250万円分なのでレバレッジ25倍

1ドルが101円に上昇→2万5千通貨なので+25,000円=資金は125,000円
1ドルが99円に下落→2万5千通貨なので−25,000円=資金は75,000円

このように、レバレッジが上がるほど手元の資金の動く幅が大きくなります。

通貨の最小購入数はFX業者によって異なります。少ない資金ではじめる場合はきちんと調べてから口座を開設しましょう。

トレードの質をあげることが大前提

以上をふまえ、取引するときにまずどうしたらよいのか。考えかたは以下の2点です。

  1. はじめから大きくかけない
  2. 自信があるときのみかける

前提として、FXは相場がこれから上がるのか、下がるのかを予測するものです。

だからといって、ただコインの裏表を当てるゲームとは違い、FXはこれまでの値動きに基づいて判断をします。それは状況によってさまざまであり、上がるか下がるかはコインのように2分の1の確率ではないのです。

これを理解してないうちからレバレッジを大きくかけるとどうなるのでしょうか。

大きく利益を得ることができる反面、損失が大きくなる確率もあがり、一度間違うだけで資金はあっという間に底をつきます。

大切なお金を捨てることと同じなのです。

繰り返しになりますが、FXは一発を当てるゲームではありません。長い目でみてコツコツと利益を積み重ねる立派な投資なのです。

なれないうちからムリをするのはよくありませんし、どんなに有名なトレーダーでも相場の方向を当て続けることはできません。

FXは、取引を何千回と繰り返し、最終的に利益がでているかが大切なのです。

まずは利益のでるポイントを探り何度も検証をし、確率の高いヶ所をみつけてからでも遅くはありません。

トレードの質を高め、自信がついてからレバレッジをかけるようにしましょう。そうすることにより、レバレッジはより力を発揮してくれます。

デモトレードもしっかりと

本物のお金を使わなくてもトレードができる『デモトレード』というシステムがFXにあります。

これは実際の相場と同じように取引をし、FXがどういうものかを知ることができるシステムです。ここで練習を積むことができます。

初心者のかたは、まずデモトレードを利用して相場の感覚をつかむとよいでしょう。

しかし、注意すべきことは、練習だからといって安易な取引をしないことです。

たしかに感覚を確めるためにはよいのですが、実際の相場は心理的な負担も増え、本物のお金だとデモトレードと同じように取引ができなくなります。

わずか数秒で資金が上下するのをみているのは、想像以上にメンタルが辛いものです。

数字に左右されないためにも、土台をきちんと固めることが大切なのです。

あらゆるスポーツにおいてもいえることですが、日々の練習を積み重ねるからこそ、本番で大きな力を発揮し、成功に近づくことができます。

それと同じで、相場も練習をしっかりしないと本番で100%をだせません。

まとめ

たくさんの知識を得ようとFXについて調べていると、魅力的な金額を手にした成功体験や画像を目にすることがあるかと思います。

その多くは長年の努力によるものではなく、一発勝負で手にした運任せなものです。

そして、運はいつまでも続くはずもなく、実際に多くの人はそのせいで相場から退場します。

レバレッジはギャンブルのためにあるのではなく、資金効率を高めるためのものです。資金が少ないからといって全額をかける必要はないし、それを投資とはいいません。

同じことをたんたんと繰り返すことで自然と利益は上がり、長期的に資金も増えます。

FXをよりよく、また、より長く付き合うためにもレバレッジに対して誰よりも慎重になりましょう。



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