は投資商品を選ぶ場合にポイントとなるのがリスクですが、リスクがどの程度あるのか分かっておかないと後になって大きな損失を被る場合があります。
そこで、投資を始めたいけれど、何に投資したらいいか分からない…という方におすすめなのが金積立です。
ここでは金積立がおすすめの投資である理由や、金積立で投資を行うメリットについてまとめてみますので、ぜひお読みください!
Contents
主な投資商品にはどんなものがあるの?
株式
投資と聞いて真っ先に思いつくのが株式投資かと思います。
株式投資とは上場企業が発行する株式を購入するもので、株価が上がれば利益が得られ、逆に下がると損失となります。
そのため、できるだけ安い時に購入し、高い時に売却しなければならず、初心者に難しい投資法です。
メリットとしては株価が大幅に上がれば大きな利益が得られ、配当金や株主優待などが受けられる点。
いっぽうで、デメリットとしては毎日変動する株価をチェックするのは難しく、どの企業の株式を買えばいいのか判断するのは簡単ではありません。
投資信託
次に投資信託も多くの人に行われている投資法です。
投資信託とは投資家から集めた資金を運用会社が運用し、利益を得る仕組みです。
なお、この運用会社にはファンドマネージャーなどプロがおり、投資信託を運用しているので安心して任せられます。
この投資信託のメリットとしては少額からでも始められること。
まとまった資金がなくても投資を始めることができ、毎月決まった額を積み立てて購入することもできます。
さらに、iDeCoやNISAを使えば節税対策になるのもうれしいな
ただ、投資信託には種類が多いため、どれを選べばいいのか分からないのがデメリットです。
現在、投資信託には5,000本以上もの商品があるというから驚きですね。
金積立
では金積立はどうでしょうか?
金積立の最大の魅力は金自体に価値があるということ。
貨幣はそれ自体に価値があるわけではありませんが、金ならインフレや国の情勢が悪化してもそれ自体に価値があるため、ゼロになることはありえません。
ただ、金自体が配当や利子を生むものではないので、金に投資して利益を得ようとするのではなく、いざという時のために保有しておくのにおすすめです。
金積立に投資すれば、毎月一定の金額に投資できるのがメリットで、少額からでも投資できます。
ただ、大きなリターンを生む投資法ではないことがデメリットかもしれません。
コツコツ資産運用したいという方にぴったりな投資法です。
金積立の仕組み
金積立に投資する場合の仕組みとは毎月決まった金額を口座から引き落とし積み立てて行くものです。
この購入方法をドルコスト平均法と言い、少額からでも始めることができるので知らず知らずのうちに投資を行うことが可能です。
取扱会社の中にはスポット購入できるところもあり、ボーナスなど臨時収入があった時など多めに購入することもできるのはありがたいですね。
また、スポット購入を併用すれば金の相場に右往左往せずに済むため、投資初心者だけでなく投資経験者にとっても金積立はおすすめの投資法だと言えるでしょう。
金積立が投資におすすめの理由
自動で積立できる
投資として金積立がおすすめの理由に自動で積立できるというのがあります。
前もって決まった口座から決まった金額が自動引き落としされる仕組みなので毎月口座にお金を入れたり、お店に行ったりする手間がいりません。
運用益が得られる場合がある
また、金積立の保管方法を消費寄託にしている場合だと、運用益が得られることもあります。
消費寄託とは積み立てた金の所有権を取り扱い会社に移管し、その金を運用してもらう保管方法のことです。
いっぽうで、消費寄託以外に特定保管という保管方法もあります。
こちらは金を取り扱い会社の資産と分けて金庫などに他しておくもので、運用益を得ることはできないものの万が一のことがあっても金が手元に戻ってきます。
全世界で共通の価値がある
金積立がおすすめの投資法だという理由に全世界で価値が共通であることが挙げられます。
どの国に行っても金の価値は共通で信頼性が高いです。
日本で購入した金を世界のどの国へ持って行ったとしても、逆にどの国から日本へ持って来ても、その価値が同じなのはありがたいです。
インフレや有事に強い
紛争やテロ、不況など世界情勢が不安定な時、株式や債券から金へ資金が流れるのが一般的です。
世界情勢が不安定になればなるほど、国や企業が金へ資金を移動するのはそれだけ安全性が高いという証拠です。
有事の金と呼ばれることもあるらしいもんね
金積立で投資する際の注意点
では、金積立に投資する場合注意点ってあるのでしょうか?
実際にいくつか注意すべき点がありますので、ここで具体的にご紹介します。
価格変動リスクがある
金積立は株式投資やETFなどと同様価格が変動するので、当然価格変動リスクがあります。
ただ、金積立の場合はドルコスト平均法で購入していく投資商品なので金の価格が高い時は少なく、安い時は多く購入するため、最小限に価格変動リスクをおさえられます。
つまり、上でご紹介したドルコスト平均法はこの価格変動リスクをおさえるためのメリットと言えますね。
為替変動リスクがある
金はアメリカドルで取り引きされているため、円安になれば価格が上がり、円高になれば下がるのが特徴です。
つまり、為替変動リスクが存在するということですね。
また、株式や債券のように利息や配当がつくわけではないため、金の価格が上がらない限り利益が発生しない投資です。
手数料について知っておくことが肝心
投資として金積立を行う場合、さまざまなメリットがあることがお分かりいただけたかと思いますが、注意点もあります。
それは手数料が発生するということ。
では、どのような手数料があるのでしょうか?
購入手数料
購入手数料とは金を購入する際にかかるもので、取り扱い会社によって差があります。
一般的に2.5パーセント程度のところが多いな
売却手数料
さらに、金を売却する際にも手数料がかかります。
最近、この手数料を取らない取り扱い会社が多いようですね。
年会費
年会費とは金積立口座を開設しているだけかかるもので、無料のところや初年度だけのところなどがあります。
スプレッド
金の価格は常に動いていますが、そもそも同じ時点でも購入価格と売却価格には差が設けられています。
これをスプレッドと言い、購入時は高く、売却時は低く設定されていることがほとんどです。
また、スプレッドは取り扱い会社によって違っていて、株式や債券などにはスプレッドは存在していません。
このスプレッドについても金積立に投資をする際に頭に入れておこうな
引き出し手数料
金積立で投資して積み立てた金を引き出す際にかかる手数料のことです。
一般的にどの取り扱い会社も重さに比例して高く設定されています。
ただ、ある程度の量になると無料のところもあります。
まとめ
金積立がおすすめの投資である理由や、金積立のメリット、注意点についてまとめてみました。
金積立はメリットが多く、おすすめの投資だということがお分かりいただけたかと思います。
ただ、いくらメリットが多い投資法だと言っても、全くリスクや注意するべき点がないというわけではありません。
しっかりと金積立について理解した上で始めるようにしよう!
コメントを残す