東京オリンピックを来年に控えて参入できるビジネスはないか?
またその事業で起業できないかが課題です。
ビジネスチャンスをとらえたいものです。
外国人観光客のインバウンドビジネスは、今後も継続するビジネスとして検討していく重要課題でもあります。
一般的には、オリンピックで需要の拡大するビジネスは大規模なものではゼネコンなどの建設需要もありますが、中小企業でも可能な事業を考えてみましょう。
東京オリンピック関連ビジネスの分野
オリンピックで需要の上がる業種としては、旅行代理店、観光施設、観光案内業、土産物制作販売、宿泊業、飲食業、外国語言語サービス業、通訳、交通関連、警備保障業、セキュリティ機器業、インターネット情報サービス業、スポーツ関連業など多様なものがあります。
市場規模があり、かつ幅広い分野だから中小規模の事業でも参入の可能性があるね!
多言語対応サービスビジネス
外国人客向けのビジネスではどうしても語学のコミュニケーション問題があります。
この問題の解決はビジネスになるな!
飲食業向きなどの多言語メニュー作成サービス
公的なもので東京都が開発した外国人旅行者集客支援に役立つ、外国人向けの12の言語での飲食店メニュー作成が無料でできるサービスがあります。
言葉が話せなくても印刷したメニューを見て、顧客に指差しをしてもらいオーダーが取れるものだね!
その他、外国語による注意書きシートを印刷して、接客時のコミュニケーションツールとして利用できるものもあります。
また、「外国語メニューのある飲食店の検索サイト」にも掲載できるなど充実したものになっています。
作成方法は、日本語で作成でき、日本語を含む13種類の言語から、メニューに表示したい言語を最大5言語まで選ぶことができます。
店名と電話番号などを入力するだけで登録できるのも良いな
メニュー表示は、グランドメニュー・ランチメニュー・季節限定メニュー・宴会メニューといったように、複数のメニューグループを作成できます。
参考 東京都多言語メニュー作成支援ウェブサイトhttp://www.menu-tokyo.jp/menu/ 参考 外国語メニューのある飲食店検索サイトhttp://www.menu-tokyo.jp/料理ジャンルと場所から検索可能です。
これは東京都に限ったもので他の大都市地域ではそれぞれ地方自体の支援策があるかどうか調べる必要があります。
なければ同様の民間サービスが成立する場合もありえます。
また、都のサービスは飲食業に限ったもので他業種でのビジネスも可能だぞ
多言語通訳・翻訳コールセンターサービス
東京都では、飲食店営業又は喫茶店営業を営む事業者を対象に、無料でのコールセンター業務を行っています。
①サービスの種類
飲食店の従業員が、外国人旅行者との接客時において外国語による意思疎通が困難な場合に、コールセンターのオペレーターが通訳を行う。
施設内の表示や料理の概要・食べ方、外国人旅行者からのe-mailでの問合せ等に関する翻訳を行う。
外国人旅行者のための多言語対応に取り組んでいる又は、取り組もうとしている店舗(メニュー等)
英語・中国語・韓国語・タイ語・フランス語
料金は無料です。
なお、飲食店営業又は喫茶店営業を営む事業者以外による本サービスの利用はできません。
利用を発見した場合、サービスの利用の停止の場合があります。
東京都産業労働局観光部受入環境課 電話:03-5320-4771
民間翻訳事業者によるリアルの多言語電話サービスは多くあります。
上記の都のサービスは飲食店に限られているため他の業種では民間ビジネスが可能です。
多言語翻訳機
「ポケトーク」などが開発されています。74言語で使えます。
接客時の言語の切り替えが簡単で、高性能マイクとスピーカーにより人混みでも快適に応対できます。
本体価格は、¥24,880~で、モバイル通信が「契約不要、通信料なし」で使えます。
2年間分の通信料をソースネクストが負担し使い放題です。
2年後もWi-Fi環境でそのまま使えるだけでなく1年ごとに5,000円追加で使い続けられます。
参考 ソースネクスト「ポケトーク」https://pocketalk.jp/その他の機械も開発が進んでおり、後発メーカーであれば機器の販売代理店のビジネスもあるかもしれません。
民泊ビジネス
民泊については、民泊新法により、
- 民泊を行う事業者は事前登録のために、届け出をしなければならない
- 営業日数は180日を超えてはならない
- 人の居住用と認められる家屋でなければならない
と決められています。
また民泊には、自分が1階に住んでいて、空いている2階を民泊に利用するというような「家主居住型」と「家主不在型」の2種類があります。
「家主不在型」の場合、「住宅宿泊管理業者」に管理を委託しなければならなく、手間がかからない分経費がかかります。
民泊ホストビジネス
物件保持がまず必要です。
中古物件であれば、リノベーションをしインテリアやアメニティの準備を行い、宿泊施設として利用してもらえるようにする必要があります。
多言語に対応したツールやコミュニケーションの態勢が必要になります。
準備を行ったうえで宿泊施設として役所への届け出、民泊サイトへ登録し運営開始します。
なお、自身で運営を行うのが難しい場合は、代行会社に依頼します。
民泊関連代行ビジネス
民泊施設を所有するホストになるのではなく、ホストをサポートする関連ビジネスもあります。ホストが不動産の所有が前提となるのに対して、関連代行サービスではそのような投資が必要ではありません。
①民泊運用代行サービス
Airbnbを始めとした仲介サイトの実際の運用の際には、英語でのコミュニケーションや宿泊施設としてのオペレーションが課題となります。
多くの宿泊ゲストは英語でのコミュニケーションを必要とし、それらを代行してするのが民泊運用代行サービスです。
対応エリアは東京で、宿泊ゲストからの問い合わせ対応や予約管理、日英中の3言語の24時間サポートなどをします。
参考 PIPI Hostinghttps://www.pipihosting.com/②民泊施設清掃代行サービス
民泊施設の清掃を代行するサービスです。清掃、洗濯、シーツ・タオルのリースなどを行います。
民泊・Airbnb専門の清掃代行サービスです。
対応エリアは東京都内23区です。
また、清掃後の写真報告は民泊ホストへ送り、安定したクオリティを提供する体制を整えています。
参考 bnbstaffhttps://www.bnbstaff.jp/③鍵の受け渡し代行サービス
鍵の受け渡し代行サービスは、民泊ホストに代わってゲストへの鍵の受け渡しを代行してくれるサービスです。
民泊運用をする上で必ず考える必要があるのが、ゲストとの鍵の受け渡し方法です。
ゲストとの鍵の受け渡し方法には「直接手渡し」「郵便ポストに入れる」「スマートロック」を活用するなど様々な方法がありますが、その中でも確実にゲストに鍵を受け渡し、鍵をめぐるトラブルやクレームを減らしたい場合は、鍵の受け渡し専門の代行会社を利用する方法がああります。
鍵の受け渡しと本人確認の代行サービスです。
鍵の受け渡し、返却、面前での本人確認と、台帳作成などをワンストップでサービス提供しています。予約していない旅行者に対する空室案内・予約代行なども行います。
フロントスタッフは英語、中国語に対応し、民泊物件までの交通案内や近隣の観光案内まで行っています。
参考 MINPAKU.Bizhttps://min-paku.biz/handkey/keypass日本文化観光サービス
伝統的な日本文化などが体験できるイベント、レッスン、用品・着物レンタルなどのサービス分野の仕事があります。
お茶やお花などはそれぞれ専門の流派があり格式があり作法がありますが、より簡単に外人観光客向けのワンストップで、入門体験などを行うイベント方式の会場などがあってもよいかもしれません。
また、武道でも、柔道、剣道、空手などを体験できたりするものもあるでしょう。
まとめ
オリンピックを契機として、英語以外の言語への対応性や、イスラム圏やアフリカ圏、中南米など多様な文化への対応も必要になってきます。
自分の関心のある国や地域を対象にしたサービスもあるぞ
多言語対応は簡単にはできないため各種のツールの活用が鍵になります。
時間的にも迫ってきましたのでビジネスチャンスを活かせれば幸いです。
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