サイト売買を行う場合、売り手と買い手の間で契約を結びます。
その際、しっかりとサイト売買の流れを把握し理解しておかないと、後でトラブルになることがあるので注意が必要です。
ここではサイト売買の流れについて詳しくご紹介します。
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サイト売買の流れ
まず、サイト売買会社を選び、メールアドレスなど個人情報を入力し登録します。
直接か仲介を選び、いくらくらいで売りたいか知りたい場合無料査定なども利用できます。
審査基準はサイト売買仲介業者によって違いますが、アダルト、出会い系サイト、法律違反を含むサイト、サービス譲渡を規制するサービスを含むサイトなどは登録できないことが多いです。
ただ、サイト売買会社の中でも出会い系サイトを扱っているところもあるようです。
直接取引の場合は売り手と買い手で直接メッセージをやりとりし、仲介を依頼する場合は仲介会社が対応します。
この時、サイトのURLやプレビュー数、収益などを提示する必要が多いので前もって準備しておきましょう。
仲介業者に依頼すると、司法書士や弁護士が譲渡依頼書を用意してくれることがほとんどです。
ただ、仲介業者が間に入った場合、時間がかかることが多いので売買の経験があるならひな型を用意し直接契約を進めれば、時間を短くすることができます。
ちなみに、以前は売り手と買い手が捺印した契約書を郵送でやり取りするのがほとんどでしたが、最近ではネット上で行えるサービスも出てきています。
このサービスは弁護士ドットコムが運営するサービスでウェブ上で合意すれば印紙も捺印も必要なく、気軽に契約書が作成できる便利なサービスです。
時間もお金も節約できる優れたサービスなので、サイト売買の際に利用してみてはいかがでしょうか?
サイト売買会社の中にはエスクローサービスを活用しているところが多いです。
このサービスは契約成立後買い手からいったん譲渡金を預かり、サイトの譲渡作業が全て終わった後、売り手に支払う…というサービスです。
このサービスを利用すれば入金トラブルを防いだり、詐欺にあわずに済みます。
サイト売買を行った方の中にはサイトを譲渡したのにお金が振り込まれないとか、お金を支払ったのにサイトがもらえない…などのトラブルに巻き込まれた人もいますので、エスクローサービスを活用しているサイト売買業者を選びましょう。
サイト売買の次の流れとして、サイトのデータとドメインを買い手に移すという作業を行います。
買い手がサーバーで正常に買い取ったサイトが表示されれば、買い手が仲介業者へ譲渡完了を報告すると決まっています。
次に、買い取った側がサイトの動作や状態を検収します。期間は一般的に1週間程度で次のような項目のチェックを行います。
サイトと広告の表示は正常かどうか、アフィリエイトサイトリンクは動作しているかどうか…などです。トラブルがなければ検収完了の報告をします。
ここまでの流れが正常にいけば、仲介サービス業者より売り手へとサイトの代金が振り込まれ終了です。
サイト売買の流れについてみてきましたが、お分かりいただけたでしょうか?
サイト売買の流れを知っておかないと、トラブルになるから注意しないとな
サイト売買を行う際の注意点
自分に合ったサイト売買業者を選ぶ
サイト売買業者によって、契約書の作成サービスや特徴が違っています。
また、電話対応など対応についても差があるので、対応がいいかどうかも判断基準に入れておきましょう。
自分に合ったサイト売買業者を選ぶことは買い手の価値観も自分に近い人が多いということになるため、サイト売買契約がスムーズにいくはずです。
また、しっくりこないサイト売買業者に登録してしまうと、不思議なことに契約がうまく進まないことが多いです。
サイトの使い勝手やスタッフの対応、実績などを参考に選んでみてください。
サイト売買業者選びも重要なポイントなんだね!
移管作業に注意する
ただ、どんなに早くサイト売買の流れが進んだとしても、問題となるのが移管作業です。
移管作業については細心の注意が必要です。
売り手と買い手のサーバやドメインの会社が同じ場合は移管作業が数日程度で終わることもあるでしょうが、そうでない場合は2週間ほどかかることもあります。
これについてはサイト売買業者ではどうすることもできないので、ドメイン、サーバ業者から承認をもらえるまで待つしかないようです。
ただ、解決策もあるにはあります。
売り手と買い手がお互いに了承すれば、ドメイン以外の譲渡対象物が譲渡し終わった時点で譲渡完了とみなす方法です。
このケースだと売り手にとって早くお金が受け取れる、買い手にとっては広告の張替えが行える…などのメリットがあるので、この方法を取る場合も多いです。
売り手は譲渡後5年間類似サイトを作成、運用できない
また、売り手が注意する点にサイトを譲渡後5年間はそのサイトに類似したサイトを作成したり、運用してはいけないと決まっています。
ただ、これについては買い手が了承すれば緩和できるので、交渉してみてもいいでしょう。
たとえば、売り手がすでに似たようなサイトをいくつか運用してしまっていたり、そのジャンルの運用を禁じられると支障が出る場合などですね。
もちろん、買い手からすれば売り手と競合するのはいやでしょうが、ジャンルの規模があまりにも大きい場合は共存という道を選ぶ場合もあるようです。
買い手は広告主と自動的に契約を結べない
また、アフィリエイトサイトをサイト売買で購入する場合、買い手は売り手と広告主との契約を引き継げるとは限りません。
そのため、買い手は広告主と改めて契約を結ばねばならなくなります。
と言いますのも、アフィリエイト契約とはサイトと広告主とが契約するのではなく、サイトの運営者と契約するからです。
ほとんどの方はサイトを買ったらそのまま広告主と自動的に契約が成立すると考えています。
ただ、実際のところほとんどのサイト売買で買い手は広告主とそれまでと同じ条件で契約が結べるようですね。
注意するべきことは特別単価が設定されているケースで、買い手が以前と同額の単価で契約できるかどうか分かりません。
特別単価が適用され続けるかどうかについては広告主が決めることになっているので、特別単価が引き継げるかどうかも購入の際に確認しておきましょう。
特単を引き継げるとオトクだからできれば引き継ぎたいよね
まとめ
サイト売買の流れについてや、サイト売買を行う際の注意点についてお教えしました。
一連の流れを把握した上でサイト売買を行わないと、思わぬミスにつながることもあります。
しっかりとここでご紹介したサイト売買の流れについておさえていただき、スムーズに取引を行ってくださいね!
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