みなさんは投資信託についてどこまでご存じですか?
最近では銀行に預金したところで利息もほとんどつかないという状況なので、積極的に投資を行い資金を増やしたいという人が増えています。
ただ、投資と言うと株式投資やFXを思い浮かべる人がほとんどでしょうが、これらの投資方法はリスクが大きく、安定的に資産運用を行いたい方や初心者にとって向いているとは言えません。
そこでオススメなのが気軽に運用できる投資信託。ここでは投資信託の始め方について詳しくご紹介して見たいと思います!
これから投資信託を始めようと思っている方はぜひお読みください!
目次
投資信託とは
そもそも投資信託とは何かと言うと、プロに運用を任せて投資できる金融商品のことです。
投資したい個人や法人から資金を集めファンドを作り、ファンドマネージャーと言われるプロの投資家が運用します。
利益が発生したら投資した割合に応じて利益を還元します。
さらに、1つのファンドにいくつもの金融商品を組み合わせている場合もあり、それには債券や株式などがありますが、日本のものもあれば海外のものもあるので、間接的に海外へ投資していることもあります。
つまり、投資信託とは少額な資金で間接的にさまざまな金融商品に分散投資でき、プロに任せて運用できる商品と言えます。
投資信託の始め方
では、具体的に投資信託の始め方を順を追ってご説明したいと思います。
1.資産運用の方針を決定する
まず、投資信託に限ったことではなく投資を行う前に、まず方針と目標を決めておかねばなりません。
たとえば、元手をいくらにしてどのくらいの金額をいつまでに達成するか…などですね。
そういったことを決めておけば、どの程度のリスクがあるのか分かった上で投資を始めることができますし、具体的な運用方針を決定できるからです。
たとえば、元手が200万円だとして10年後に250万円になればいいと思っている場合と、300万円にしたいと思っている場合とでは方針も運用方法も違ってきます。
つまり、一貫性のある投資を行っていくためにも、投資信託を始める前に運用方針を決めておくことは非常に重要です。
ただ、資産運用の方針については途中で見直すことも可能なので、なるべく早く方針を決め、それに基づいた金融商品を選ぶのがオススメです。
2.証券口座を作る
次に、投資信託を始めるとなると、証券会社の口座を作っておく必要があります。
証券会社と聞くと敷居が高そうで抵抗がある方もいらっしゃるでしょうが、口座を作るのは非常に簡単で無料ですし、口座を維持するのも無料です。
オススメなのはネット証券に口座開設することで、ネットから気軽に開設できるのがポイント。
書類の郵送などの手間が省けるのでスピーディに口座開設が可能です。
投資信託を始めるなら!おすすめ証券口座7選3.入金する
当たり前のことですが、入金がなければ投資信託を購入することはできません。
証券会社の口座を作ったら、投資信託を購入するための資金を入れます。
入金方法は簡単で、銀行口座からの振り込みかネット銀行の口座を持っていればリアルタイム入金も可能です。
やはり、ネット銀行からの入金がスピーディで手間がかからないのでおススメです。
4.投資信託を購入する
次に、いよいよ投資信託の購入です。
投資信託の購入方法はスポット購入と積み立て投資の2種類があります。
積み立て投資の場合、一度に投資する金額が少額でもいいので気軽に始められる投資方法で、長期的に運用し利益を出したいという方にぴったりな投資方法です。
毎月決まった額をお給料口座から引き落とすなどするのも手ですね。
投資信託を始める際の注意点
投資信託の始め方をお教えしましたが、実際に始める場合注意すべき点もありますが、どのようなものがあるのでしょうか?
分散投資を行いリスクを最小限に
投資信託は投資のプロが運用するとは言え、必ず利益が出るとは限っていません。
損失が出ることも考えられるので、1つの投資信託に資金を全て投資してしまわず、複数に分けて運用しましょう。
たとえば、ある投資信託に自己資金の全て200万円を投資したとすると、この投資信託が20パーセント値下がりすれば損失は40万円となります。
いっぽうで、200万円の自己資金を40万円ずつ5つの投資信託に分散投資したとすると、1つの投資信託が20パーセント値下がりしたとしても8万円の損失で済みます。
それに、分散投資を行うと購入する投資信託の数の問題以外に投資する国や対象を増やせるのもメリットです。
誰でも投資を行う場合利益が最大の目的で購入しますが、いくらリスクの低い投資信託であっても100パーセント利益が出るとは限りません。
思い通りに運用できると限らないことを理解していただき、分散投資を行うことが重要です。
長期的に運用成績がいいかチェック
さらに、あなたが購入しようとしている投資信託の運用成績が長期的に良好かどうかもチェックしましょう。
過去から現在までどういった運用成績を収めているのか見極めた上で選ぶことが大切です。
しかも、長期的観点で見ることで相場がいい時だけでなく、悪い時もどの程度のリターンがあるのか確認できるます。
そうすれば、今後相場が悪化した場合にもリスクをある程度想定しておくことができますよね?
また、相場の状態が悪い時に極端に運用成績が悪くなっていなければ、その投資信託は相場の上下に耐えられるよう設計されていることが判断できます。
なお、投資信託の運用成績はその投資信託を運用している会社が出している目論見書やサイトなどでチェックが可能です。
チェックしておく目安の期間は直近1年だけでなく、5年程度は見ておくといいでしょう。
分配金がない商品の方が有利なことを知っておく
よく投資信託人気ランキングを見ると、毎月分配金のあるものが多いです。
一見大変オトクな気がしますが、実際はそうでもありません。
投資信託の価格から削り割戻ししているだけです。
つまり、トータルで考えると分配金が出ない商品の方が利益が大きくなる可能性が高いことを知っておきましょう。
ランキングに惑わされない
よく、投資信託人気ランキングなどをネットで目にしますが、そういったものに惑わされるのもいかがなものかと思います。
その理由はランキングは一時的に話題になる投資信託の銘柄がランキング上位になることがほとんどだからです。
つまり、今ランキングの上位にあったとしても、将来どうなるかは誰にも分かりませんし、運用実績のランキングにしても一時的なもので、将来的に運用成績がいいかどかは不明です。
そもそも、投資信託の運用実績は短期~長期などさまざまな期間で比べて意味をもつものなので、一時的なランキングに右往左往するのは止めましょう。
おすすめ商品に飛びつかない
窓口で投資信託を選ぶ際、おすすめの商品は何かと聞く方がいらっしゃいます。
聞く側としては単におすすめの投資信託を聞いているだけかもしれませんが、相談される側はチャンスととらえているかもしれませんので注意が必要です。
まとめ
投資信託の始め方や注意点についてまとめてみました。
投資信託と一言で言ってもさまざまなものがあり、分配金やおすすめ、ランキングに惑わされて選びがち。
ですが、投資信託を始める場合に知っておくべきポイントがあります。
それはご自分の投資目的は何か明確にした上で選ぶこと。
ぜひ、ここでご紹介したことを参考にしていただき投資信託を始めてみてはいかがでしょうか?
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