あなたは、今年からアフィリエイトを始めた初心者で、少しずつですが収入が上がり始めているんですね。
副業でアフィリエイトをされている方なら、いずれ本業以上に儲けられるようになるかもと、一生懸命工夫をされていることでしょう。いずれはアフィリエイトを本業にして、法人化して、と夢は膨らむ一方でしょうね。
でも、一方で不安の種が芽生え、少しずつ大きくなっているのかもしれません。「このまま儲けていくのはいいけれど、このアフィリエイトの分の税金はどうやって支払えばいいのだろう?やっぱり確定申告するのかな?でも、今までしたことないな」と。
実は、アフィリエイトの収入については毎年確定申告の必要がありますが、手順を踏めばそれほど難しいものではありません。むしろ、確定申告をせず税金を払わずにいると後で大変なことになるんです!
そこで、この記事では副業でアフィリエイトを始めた初心者の方に、「アフィリエイトの税金と確定申告」について、
- アフィリエイト収入にかかる税金の扱い
- アフィリエイト収入の確定申告
- アフィリエイト収入の確定申告時における経費
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、アフィリエイトの収益を確定申告する準備の際に役立つと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
アフィリエイトに関する税金について
そもそも、アフィリエイトに関してはどのような税金がかかるのでしょうか?まず、税金は、収入から経費を差し引いた所得に関してかけられます。そして、その所得の種類によって、税金のかかり方や税率が違ってきます。この基本を押さえておきましょう。
税金に関する大きな区分として、アフィリエイトを本業で行っているのか、それとも副業として行っているのか、というものがあります。この区分は実は大変難しいのですが、おおまかにはサラリーマンの方が休日などにアフィリエイトを行っている場合は副業になります。
本業で行っている方とはブログやアフィリエイトで生計を立てている方ですが、こちらは事業として行っており青色申告などをしているので、税金の話には詳しいでしょうからここでは説明しません。
副業で行っている方は、アフィリエイトの収入からその収入を得るためにかかった経費を差し引いた所得に対して税金がかかるわけですが、この所得は雑所得に分類されます。これは、会社からもらう給与などとは違う種類の所得です。
そして、雑所得が20万円以上になると、サラリーマンの人は確定申告が必要になります。収入ではなく、所得が20万円以上であることに注意しましょう。
よく「20万円以下なら申告不要」と言われていますが、これは所得税に関する確定申告が不要ということです。住民税の申告は20万円以下でも必要ですので間違えないようにしましょう。
では、その住民税の申告はどうやってするのでしょうか?
実は雑所得が20万円以上なら確定申告の時、同時に住民税の申告も行われています。20万円以下の場合は、税務署ではなく自治体の役所に申告をすることになります。
確定申告の時期に自治体のホームページを見ると、住民税の申告に関するお知らせが出ています。問い合わせ先もありますので、該当する方は問い合わせてみましょう。
「確定申告は面倒だな。アフィリエイトをしていることを黙っていれば、申告しなくてもばれないのでは?よし、黙っておこう」などと考えていませんか?その考えは大変危険です!
まず、あなたが登録しているアフィリエイト事業者から税務署に税金に関わる情報が渡されています。あなたが黙っていても、税務署にはあなたの所得情報が筒抜けです。
そして、もしもあなたがアフィリエイトの所得を確定申告せず、税金を支払わなかった場合、
延滞税や無申告加算税が課せられることになり、場合によっては懲役や罰金という恐ろしいことになります。忘れずに確定申告をしましょう。
アフィリエイトの確定申告の方法とは?
では、アフィリエイトで発生した所得は、どうやって確定申告すればいいのでしょうか?結論からいえば、アフィリエイト分だけの申告ではなく、他の所得と合わせて基本的には全ての所得を確定申告します。具体的には、下記の通りです。
確定申告の方法
- もらった領収書を集め、整理しておく
- 収入と経費の集計を行う
- 確定申告書を作成する
- 確定申告書を税務署に提出し、証拠書類を保管する
以下、それぞれについて説明します。
1.もらった領収書を集め整理しておく
領収書は、経費のもとになるものです。経費とは、アフィリエイトの場合でいえばアフィリエイトの収入を得るためにかかったお金のことです。そのような領収書は取っておいて、ファイルなどに分類して整理しておきましょう。
整理の方法としては、経費の費目ごとにまとめておくのが一般的です。アフィリエイトにかかる経費では、旅費、交際費、消耗品費、新聞図書費、通信費、研修費などに分けて保管しましょう。
2.収入と経費の集計を行う
経費については、先ほど整理した領収書を費目ごとに集計しましょう。エクセルなどを使って集計していくと効率的です。
収入については、各ASPから報酬の明細が送付されますので、それらを集計します。できれば、月ごとに集計しましょう。
3. 確定申告書を作成する
確定申告の時期が近くなってきましたら(できれば年明けから)、確定申告書を作成しましょう。「どうやって作成したらいいのか」と心が折れそうになるかもしれませんが、心配はいりません。
実は、国税庁のホームページに確定申告書を作成できるシステムがあります。そこに、指示通りに入力すれば、確定申告書が作成できる仕組になっているんです。
ただ、雑損など指示が不親切な項目もあります。その場合はネットで調べて記入しましょう。
4. 確定申告書を税務署に提出し、証拠書類を保管する
確定申告の時期になったら、所管の税務署へ確定申告書を提出しましょう。ここでは、領収書などの明細は提出の必要はありません。
また、確定申告書は本紙と写しが作成されますが、写しも税務署へ持って行きましょう。税務署の係員が写しに受領印を押してくれます。
こうした領収書などは、7年間保管の必要があります。税務署から提出を求められた際に対応できるようにするためです。
アフィリエイト収入の確定申告時における経費
先ほど、アフィリエイトにかかる税金の対象は収入から経費を引いた所得ですと述べました。ということは、節税のためには、経費をできるだけ多く計上すればいいというわけです。
もちろん経費に計上するには説明できる合理性が必要です。なんでもかんでもというわけにはいきません。ただ、経費に計上できるもの、できないものについては知っておきましょう。
経費に計上できるものとしては、まずはアフィリエイトに関するセミナーへの参加費があります。また、アフィリエイトを始めるためにかかったサーバー代やドメイン代も経費にできます。忘れずに経費にしましょう。
逆に、経費に計上できないものとしては、まず整体やマッサージ費用は経費になりません。また、所得税や住民税も経費になりませんので注意しましょう。
まとめ:アフィリエイトで得た所得は正直に確定申告しよう!
アフィリエイトの税金とアフィリエイトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回のこの記事のポイントは、
- 副業でアフィリエイトの所得が20万円以上ある場合には、確定申告が必要
- 確定申告を手順を踏んで行うこと
- アフィリエイト関連で、経費になるものとならないものがある
です。
アフィリエイトで多くの収入を得たら、「確定申告をどうしよう」と不安になるかもしれませんが、手順を踏めば必ずできます。恐れることなく確定申告を誠実に行いましょう!
この記事があなたの参考になれば幸いです。
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