巷には初心者向けの投資本が溢れていますし、既に何冊か読んだ経験がある方もいるのではないでしょうか。
しかし、確かに本を読んで不動産投資の理論は分かったけど、どうやって始めるのかが分からない、という状況に陥っていませんか？
この記事では、初心者向けに不動産投資を始める第一歩について解説します。不動産投資に関する情報収集や実際の投資方法について見ていきましょう。
Contents
不動産投資の勉強と情報収集の方法
初心者にとって欠かせないのが、不動産投資の勉強です。
まずは最低限の知識をつけるところから始めましょう。
また、投資については信頼できる情報だけでなく、初心者を狙った詐欺まがいの情報も拡散しやすいです。情報の真偽を見極める審美眼も磨かなければなりません。
そこで、次のような方法によって、不動産投資の知識を身につけたり、正しい情報を収集したりしていきましょう。
- 本を読んで情報収集をする
- 不動産投資のセミナーに参加する
- 先輩投資家と意見を交換する
①本を読んで情報収集をする
書店に並んでいるような本は、不動産投資の知識と経験が豊富な人が著者であることが多いです。
カバーをめくったところに著者のプロフィールが紹介されていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
「どのような人が書いた本なのか」が分かるのが、書店で購入できる本の特徴です。
インターネット上の掲示板などとは異なり、著者が名前を出して責任を持って書いているのが本なので、その分情報の信頼性も上がります。
また、不動産投資の本と一口に言っても内容はさまざまです。高利回り系の投資を解説する本から税金や節税に関して解説する本まで、多様な内容が揃っています。
不動産投資の知識を身につけるなら、自分が興味のある狭い範囲のジャンルだけでなく、色々な切り口で書かれた不動産投資の本を読みましょう。
役に立たないと思っていたジャンルの内容が、自分の投資法に活かせるといった機会は投資家にとってよくあることです。
②不動産投資のセミナーに参加する
「セミナー」と言うとなんだか怪しそうな響きに感じられるかもしれません。そのためか、不動産投資を始める前にセミナーを受けてみる人が少ないのです。
しかし、生きた情報を教えてもらうことができるセミナーに参加することは非常に意義深いことなのです。
投資の世界はトレンドの移り変わりが早く、良い情報をいかに早く手に入れることができるかがカギになります。
不動産投資でも同様で、不動産投資のプロから直接情報を仕入れることができるセミナーは積極的に活用していきましょう。
また、不動産投資について日ごろから疑問に思っていることを、セミナー講師に質問することもできます。
本を読んで分からないことや疑問に思ったことなどをメモしておき、セミナーで解決する、といったセミナーの活用方法もあるのです。
③先輩投資家と意見を交換する
不動産投資の初心者は、「儲かる方法には正解がある」と思い込んでしまいがちです。
しかし唯一の正解は存在せず、投資家それぞれにとってのベストな投資方法があるのみです。
セミナーに参加することのもう1つのメリットは、他の投資家と知り合えることです。
自分と同じ初心者の投資家から、中級・上級の先輩投資家まで、さまざまな人と知り合えるでしょう。
彼らと意見を交わすことで、投資家それぞれにとってのベストな投資方法を学ぶことができます。
中には、自分が理想とする投資方法を実践している先輩に出会うことがあるでしょう。ぜひ、意見を参考にしたいものです。
また、投資家どうしのコミュニティーは詐欺被害を回避するためにも役に立ちます。
怪しい投資案件を持ちかけられた場合、信頼できる投資家仲間に相談することができるからです。
自分よりも経験豊富な投資家がコミュニティーにいれば、良きアドバイスを貰うことができるでしょう。
不動産投資の始め方
不動産投資の勉強や情報収集の方法が分かったら、実際に投資を始めてみましょう。
株式やFXであれば証券会社の口座を開設するのが第一歩となりますが、不動産投資の第一歩は何か分かりますか？
ここでは、実際に不動産を購入するまでの流れをご紹介します。
- ポータルサイトで物件を探す
- 購入申し込みと売買契約の締結
- ローンの審査・ローンの契約
- 決済・引き渡し
①ポータルサイトで物件を探す
どのような不動産が良いのか、条件を入力するとマッチした物件を一覧表示してくれるポータルサイトがいくつも存在しています。
楽待や健美家といったサイトを使って、良い物件を探しましょう。
ポータルサイトは、投資家と不動産会社をマッチングするサービスがメインです。それだけでなく、不動産投資に役立つコラムなども掲載されています。実際に物件を買うのは1つのポータルサイトからかもしれませんが、情報収集の段階では複数のポータルサイトに登録してみるのも良いでしょう。
また、業者に物件を紹介してもらえるように直接依頼する方法もあります。このときも、条件は自分である程度固めてから相談しましょう。
「良い物件を教えてください」と抽象的なことを言われても、業者は困ってしまいます。
②購入申し込みと売買契約の締結
希望の物件が見つかったら、いよいよ購入の手続きです。契約の締結になるので、条件をよく確認してから進めましょう。
特に、売買金額と支払時期は重要です。それまでの交渉で決まった金額と支払時期になっているか、ミスタイプが無いか確認しましょう。
一般的には、手付金を契約日に支払い、残りの代金を引き渡し日に支払うことが多いです。
また、万が一契約解除になった場合のことも考えて契約書を交わしましょう。特に違約金、解約手付、瑕疵担保責任は争点になりやすいです。
後述するローン特約も同様です。契約書でどのように定められているのか確認し、不明点があれば解決してから契約しましょう。
③ローンの審査・ローンの契約
売買契約を交わしたら、ローンの審査が待っています。
物件の金額にもよりますが、安定した職業についている正社員のサラリーマンであれば、ローンの審査に通りやすいでしょう。
ただし、諸事情によりローンの審査に通らないこともあります。このような場合でも売買契約は既に成立しているため、違約金が発生してしまうのです。
違約金を支払える経済力があるなら問題ないかもしれませんが、多くの人にとって高額な違約金は支払いたくないもの。
売買契約を結ぶ時点で「ローン特約」が定められているか確認しておいてください。
④決済・引き渡し
無事にローンを組むことができれば、その後は基本的にはスムーズに進みます。
物件の引き渡しが済んだら、その物件はあなたのものです。
入居者の募集や家賃の回収などの事務的なことは管理会社に任せることができます。
入居者さえ入れば、定期的な不労所得を得ることができるのです。
以上が不動産投資の基本的な始め方です。事務的なことは専門の業者がやってくれるので、最初の物件選びと契約書の内容確認に労力を割くのが良いでしょう。
まとめ
不動産投資の勉強・情報収集の方法と、不動産投資の始め方の流れについて解説してきました。
想像よりも簡単な手続きで始められそうな気がしてきませんか？
不動産投資は、家賃収入という形で毎月定期的に得られる不労所得が魅力です。
ぜひ、ポータルサイトで良い物件を探すところから始め、不動産投資の面白さを体感してみてくださいね。
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