FXという言葉は聞いたことがあっても、実際にどういうものなのか、どんなメリットやデメリットがあるのかまでご存じない方がほとんどではないでしょうか？
FXは少額からでも始められるため、投資を始めたい方にとって手を出しやすい金融商品です。
たった数千円からでも始められるので資金がなくても始められ、主婦などにも人気が出ています。
ただ、ある程度知識がないと多額の損失を被る場合があるので、ここではFXとはなにか、どういうメリットやデメリットがあるのかなど分かりやすく説明してみたいと思います！
Contents
FXとは
そもそもFXとは英語のForeign Exchangeを略した言葉で正式な名称を外国為替証拠金取引と言います。
分かりやすく言えば、違う通過を売買する取引のことで、円やユーロ、ドル、ポンドなどの通貨を買ったり売ったりして利益を得ようとするものです。
たとえば、日本円でアメリカドルを買ったり、アメリカドルでイギリスポンドを買ったりなど、さまざまな通貨で取り引きを行いますが、
為替レートはどうして変動するのでしょうか？
為替レートはその国の政治情勢や政策金利、経済指標などの影響を受け変動するものです。
ただ、これらだけが全ての相場の変動の理由ではなく、為替相場はこれらを元に売る人と買う人の受給バランスによって価格が決まります。
そのため、売り手が多ければ相場は下がりますし、買い手が多ければ相場が上がる…という仕組みです。
つまり、最も大切なのは市場参加者の動きをいかにきちんと見極められるか？ということですね。
FXを始めるにはいくらからがいいの？
FXとはどういったものなのか簡単にご説明したところで、ではいくらから始めるのがいいのでしょうか？
まず、投資未経験の方は最初から多額の資金で始めるのは危険です。
余裕のある資金のうちの一部からFX取引きを始めるようにし、慣れてきたら資金を増やすなどしましょう。
おおよそですが、1か月程度マーケットの動向を見ていると金融政策や経済指標、政治家などの発言などにより為替の動きが分かってきます。
少しずつ取引に慣れてきたらその目的に合わせ金額を設定していきましょう。
ただ、この時点でも余裕資金の3分の1程度におさえておくことが大切です。
FX取引きのメリット
少額で投資が可能
FXの最大のメリットはやはり少額で大きな金額を動かせることでしょう。
投資する際、大きな利益を出そうとすれば多額の資金が必要になりますが、手元になくてもFXならレバレッジがかけられるので、少額でも大きな資金を動かせます。
レバレッジとはどういうものなのかと言うと、テコの原理のことで少額の資金を担保にすることで大きな資金を動かせる仕組み。
現在のところ、個人でかけられるレバレッジは25倍までと決まっています。
どうしてFX取引きだとこれが可能なのでしょうか？
その理由はFXは証拠金取引だから。
証拠金とは担保のことで、分かりやすく言うと、50万円FX投資で動かすのに50万円を用意する必要がないということです。その代わり、2万円だけ用意すればよく、2万円損失を出せば終わりとなります。
これが株式取引の場合はレバレッジが3倍となっており、かなりの差があります。
株は変動幅が大きいですが、為替は1日で1~3パーセント程度の変動幅なのでこれだけのレバレッジがかけられるのです。
株式投資と比べてこれだけレバレッジがかけられるのもFXの魅力と言っていいでしょう。
24時間取引が可能
次のメリットとして、24時間取引可能というのがあります。
たとえば、日本の市場は9~15時までが取引時間と決まっていますが、FXは土日以外24時間取引が可能です。
その理由は日本だけでなくロンドン、シドニー、ニューヨークとマーケットが受け継がれるから。
この中でもっとも取引が活発なのはロンドンとニューヨークのマーケットの時間が重なる日本時間で言うところの21~3時までです。
また、この時間帯にアメリカの主な経済指標が発表されるので、この時間帯に為替が大きく動くことが多いです。
日本だけだと9~15時までと狭い時間帯となっており、特にその時間帯に仕事をしている人には参加しづらいですが、FXなら世界のマーケットと24時間取引可能なので、好きな時間に取引が可能です。
また、株式投資の場合あまりに銘柄が多すぎて選ぶのが大変ですが為替なら数が限られているのでシンプルな仕組みなのもメリットです。
仕組みが分かりやすい
上でも書いた通り、FXとは複数の通貨を売買することでそのレートの差額で利益を得る投資方法です。
海外旅行へ行く場合、日本円をその国の通貨に換えて行かれることと思います。
ただ、出国する際と帰国する際に為替レートが変動していると得したり損したりしますよね？
このレートの変動を予想するのがいわばFX取引というわけです。
たとえば、日本円とアメリカドルで言うと、円安になるか円高になるかを予想するだけなので分かりやすいです。
上がるか下がるかだけを予想する投資方法なので、投資経験のない方でも理解しやすいため、最近では株式投資に代わって人気が出ていると言われています。
さまざまな情報を集めて上がるかどうかの方向性がつかめるようになりさえすれば、FXはさまざまな投資の中でもやりやすい投資商品だと言えるでしょう。
最近ではこの手軽さがうけて、サラリーマンや主婦の副業として人気が出ており、現在日本ではなんと400万人以上もの人たちがFX取引きを行っているというから驚きです。
FXのデメリット
FX取引とはFX取引のメリットについてまとめてみましたが、デメリットってないのでしょうか？
実際のところ、FX取引にもデメリットが存在します。
どういったデメリットがあるのかについて、ここでご説明したいと思います。
為替変動リスク
FX取引は証拠金を担保として為替取引を行うもので、常に価格変動のリスクが発生します。
選んだ為替の国の経済指標や首相、大統領など要人の発言や政治情勢などにより、急激に為替が変動することも多いです。
レバレッジリスク
上でもご紹介したように、FX取引ではレバレッジ効果を利用するため、実際に取引する金額に対し少額の金額であってもちょっとした価格変動により多大な影響を受けることがあります。
もし、為替が不利な方向に動いてしまった場合に追加の証拠金を納めなければならなくなる場合があります。
これを避けるには資金を追加するか、一部もしくは全額決済しなくてはなりません。
金利変動リスク
また、毎日スワップポイントという金利差調整分が発生しますが、これは通貨ペア同士の金利差を元に計算します。
それぞれの通貨の短期市場金利に合わせてこれが変動するので、資金の需要や政策金利の引き下げ、引き上げなどにより金利が変動した場合、スワップポイントの受け払いが逆転したり、受け払い額が変動したりするリスクがあります。
まとめ
FXとはなにか、どういうメリットやデメリットがあるのかなどを詳しくご紹介しました。
投資初心者の方にとってもFXは分かりやすく、シンプルな投資方法なので取り組みやすいです。
ただ、レバレッジを利用する分万が一の場合大きな損失を被ることがあるので、その点は十分注意しましょう。
余裕資金の一部を使って少額からFX取引きを始めることをおススメします。
ぜひ、ここでご紹介したことでFXについて理解を深めていただき、FX取引にチャレンジしてみてくださいね！みなさんのご成功を祈っています！
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