FXにはさまざまな手法があるのをご存じでしょうか?その1つに自動売買があります。
ただ、自動売買についてあまりよく知られていないため、不安に思う方も多いでしょう。
実際のところ、FXの自動売買で利益を効率よく得ることは可能です。
ここでは誰にでも分かるよう、FXの自動売買について詳しくお教えします!
Contents
自動売買と裁量取引との違いって?
自動売買という言葉に対し、裁量取引という言葉がありますがこれは政治や経済のニュース、チャートなどを見て投資家自身が売買のタイミングや銘柄選びを行うものです。
この裁量取引によって予想どおりになれば利益を多く得られることもありますが、逆に向かってしまうと大きな損失を被ることもあります。
分かりやすく言うと、裁量取引は主観や感情に左右される取引方法だということ。
ですが、自動売買ならそういった主観や感情が入ることがなく、ある一定の決まりに沿って組まれており、機械的に売買を行う取引方法です。
設定どおりの動きに相場が動いた場合は多額の利益を得ることができますが、そうでない場合損失が出ることもあります。
つまり、その場その場の状況によって自動売買か裁量取引にするかを選ぶことが大切です。
自動売買のメリット
面倒な技術や分析が必要ない
裁量取引の場合だと技術や分析力が必要になります。
意外とこれに手間や時間がかかりますし、少し見誤ると大きな損失につながりますが、自動売買だとそもそも取引ルールが組まれており、それに沿って取引されるため分析や技術などを必要としません。
つまり、FXについて知識のない初心者の方であっても取り組みやすい取引方法です。
分散投資でリスクを抑えられる
分散投資とは複数の通貨ペアで取引を行ったり、為替差益だけでなく金利差益のどちらでも利益を狙うことができるのがメリットです。
ただ、分散投資を行うには時間や手間もかかりますし、もし失敗すれば多額の損失が発生します。
ですが、自動売買なら数種類のストラテジーを使えば初心者でも簡単に分散投資が可能で、それによってリスクを極力軽減できます。
感情に左右されない
1年間を通じ利益をあげている投資家は1割程度と言われるほどで、その理由は技術や分析力ではなく精神的なものだと考えられます。
たとえば、よくあるあるのが損切りできずに負けるパターン。
損切りとは自分が予想した方向と反対に値動きした場合、損を覚悟に決済するというもの。意外とこれができない投資家が多く、特に初心者には難しいようです。
損切りができないままでいると、どんどん損失が大きくなっていきます。
ですが、自動売買なら設定した通りにトレードするためそこに人間の感情は入りません。機械的に損切りするため損失が大きくなるのを防ぐことができます。
時間が大幅に節約できる
FXを自動売買する場合、最大のメリットは時間が大幅に節約できること。
裁量取引だと毎日欠かさず為替チャートの分析やテクニカルの分析、経済ニュースのチェックなどに時間が取られてしまいます。
ですが、FX自動売買ならそういったことに時間を取られることがありません。
あらかじめ売買ロジックが設定されており、自動的に取引してくれるからです。
最初の設定だけすれば、あとは運用状況を時々チェックするだけでいいので、時間を大幅に節約できるメリットがあります。
自動売買のデメリット
最初の設定が難しい
FXの自動売買を行う場合、最初の設定が難しいというのがあります。
たとえば、値幅や通貨ペア、ポジション数などを設定するのがなかなか難しいです。
こういった最初の設定が難しいと感じたら、少額の設定や同じようにFXをやっている人のブログを見たりなどして、マネしてみるといいでしょう。
実際に取引しているうちに、だんだんと感覚がつかめるようになるはずです。
コストが高い
たとえば、日本円とアメリカドルでFX取引する場合だとスプレッドの平均は0.3~0.5銭くらいのことが多く、どんなに高くても1.0銭程度です。
ですが、FXを自動売買するとなれば、手数料がかかるのが一般的です。
取引業者などにより細かな違いがあるものの、高いものだと日本円とアメリカドルで4.0銭程度のものもあるようで、かなり手数料が割高です。
コストがかからないのを選んでも2.0銭以上はかかることが多いので、自動売買は裁量取引の手数料よりかなりコスト高になることを知っておきましょう。
手数料がかかると不利になる手法があるので、利幅が小さければ利益のほとんどがこういったコストで相殺されてしまうので十分注意しましょう。
また、短気的な売買となると裁量取引と比べ自動取引の方がデメリットが大きいことは間違いなさそうです。
FXを自動売買することを検討している人が懸念していることと言えば手数料が高いことと言ってもいいほどです。
FX自動売買を行う際のリスクとは
FX自動売買はメリットが多いものの、万能というわけではなくたとえ運用実績がいい状態が続いていても、将来的にそうだとは限りません。
特に、ポジションがあるのに強制的に損切りとなった場合だと、元本さえも減ってしまう可能性があります。
証拠金が足りなくならないようにするためにも、有効証拠金に対し取引に投入している証拠金が300パーセントを切ったら資金を追加することを忘れないようにしましょう。
FX取引するなら自動売買がオススメ
株式投資を主に行っているのは企業などの機関投資家がほとんどです。
つまり、大口の投資家によって株価が動いているため、急落したり急騰することもあります。
そもそも、大口投資家は株価の操作を意図的に行えるので、株価を一気に上げておき個人投資家が参入するとすぐに売却…という手法が使えます。
つまり、いくら個人投資家が株の分析を行ったところで、大口投資家の売買によってどのような上昇相場であっても一気に暴落することがあり得るのです。
ですが、FXなら取引量がそもそも多いので、何兆円という莫大な資金がないと相場を動かすことは不可能です。
そのため、FXの場合は意図的に操作することが難しいことから、自動売買に向いている投資だと言っていいでしょう。
ただ、例外もあると言えばあります。
たとえば、各国の中央銀行が為替市場に参入したような場合だと、為替相場がある一定の範囲内で動くよう操作されることもあります。
ただ、個人投資家では操作ができないため不正は起こり得ません。
さらに、中央銀行が介入するケースとしては相場が急変した場合のことが多いので前もって予測することもできます。
そういった場合には手動で自分のポジションを決済しておけば、損失を回避することができるでしょう。
総合的に判断すると、FX取引は自動売買のメリットを最大限に活用できる投資ということですね。
まとめ
FXの自動売買についてメリットやデメリット、リスクについてもまとめてみました。
また、FX取引がなぜ自動売買に向いているのかについてもご紹介しました。
これらのことを踏まえてFX自動売買を行えば、放っておくだけで利益を生み出すことができるはずです。
もし、FX自動売買を検討されているなら、初めは少額からでも構わないのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?慣れてくればどんどん利益を出せるようになるはずです!
ぜひ、一度FXの自動取引にチャレンジしてみてくださいね!
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