せどりとは、おもちゃや古本、CDやゲームといった商品の中で、中古品などとして見つかりにくくなったものを発掘し、欲しいと思っている購入者に販売する仕事です。
購入者が欲しいと思うものを探す時間や手間を代行する仕事であり、最近は副業としても注目されています。
せどりは、スキマ時間にできるため始める人も多いですが、実際には継続できずにやめてしまう人もいます。
せどりは簡単なように見える仕事ですが、デメリットも多くうまくやらないと精神的なストレスも大きいものです。
まずはせどりを始める前に、しっかりとデメリットも押さえておくと良いな
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デメリット①労働収入なのでやり続けないと収益が出ない
副業の代表例としては、アフィリエイトなどがあります。
株式投資やFXといったギャンブル的なものもありますが、これらに共通するのが不労所得の獲得です。
自分が働かなくてもお金が入ってくる仕組みを作る副業が世の中には多く出回っているよね
その中で、せどりは実際に自分の時間を使って商品を見つけて仕入れをします。
仕入れをした後は適正な価格をつけて販売して、購入者が現れたら発送内容などでやりとりをした後に発送作業などを行います。
一つ一つの作業は不用品をメルカリなどのフリマサイトで売る時と同じような感覚でできます。
ただし必ず作業をしなければいけません。
せどりとして商品の受け渡しがうまくいかないと口コミなどで評価が低くなったりします。
継続的に仕事をするつもりなら、信用に関わる部分(発送期日を守るetc.)で適当に済ませることは厳禁です。
それゆえ、せどりを一つの仕事としてしっかり取り組む覚悟が必要です。
副業としてやる人もいますが、メールのやりとりなどビジネスマンとして必要な仕事ができるかどうかもせどりで成功できるかに関わっています。
一般常識がなくて、適当にせどりをやる人は当初稼げてもすぐに稼げなくなってくるので注意が必要だぞ
何より一連の作業をやめるとせどりからは利益をあげることができません。
せどりという方法でお金を稼ごうとしたら一定の作業を繰り返す必要があります。
肉体労働からの収入ということなので、時間がない人には不向きでもあります。
それゆえ、本業などがある人はせどりを本格的にやるかどうかしっかり考えた方が良いでしょう。
デメリット②住んでいる場所や仕事などによって不利になることも
せどりというと、王道はリサイクルショップなどから商品を仕入れて、それを販売するというお仕事です。
それゆえ、仕入先が複数ある場所に住んでいる人に有利に働きます。
現在は、ネット上で売買されるものの中から仕入れをして付加価値をつけて販売する電脳せどりなども盛んですが、選択肢の一つとして実店舗も候補に入る人はレアなアイテムに遭遇する確率も高いです。
その意味では田舎よりかは都会に暮らす人の方が若干有利ともいえるな
また、必ず商品を郵送することになるので、もし手元に商品がある場合は郵送費がかかります。
Amazonなどのマーケットプレイスを利用して、自宅での在庫管理をしない人も増えていますが、原始的な方法でせどりをする場合は在庫管理も必要ですし、郵送費用は考慮する必要があります。
それゆえ、あまり遠隔地などに住んでいる人には向いていません。
せどりを行う場合は自分の環境がせどりに適しているかを検討する必要があるんだね
また、本業などがある場合はせどりの作業に支障をきたすことがあります。
郵送指定などに対応できないとなると評価が下がることがあります。
もちろん、対応できる時間などを記載するなど対処法はありますが、せどりをする時間が確保しにくい場合は、よく考えた方が良いでしょう。
デメリット③不良在庫や赤字の可能性も
基本的にせどりを本格的にやることになると、古物商の許可をとってやることになります。
いわゆるスモールビジネスのオーナーになります。
実店舗を持たずにせどりをすることはできますが、せどりで稼ごうと思うと「売れると思う商品を大量に仕入れて、在庫すべてを販売する」ことは必要になってきます。
しかし、実際に在庫がすべて売れるかどうかは分かりません。
人によっては仕入れる商品を間違えてしまったりして不良在庫を抱えてしまうことになります。
不良在庫を抱えてしまうと、売るにも売れず仕入れの価格だけが重くのしかかることになって、赤字の可能性も出てきます。
不良在庫とは、商品として売れ残ってしまった在庫の中でも売るに売れなくなってしまっていつまでも手元に残る在庫のことです。
不良在庫は季節物であれば、次のシーズンまで残しておく手もありますが、その間保管しておくコストがかかるなど大きなデメリットを抱えやすい在庫です。
不良在庫など在庫が多くなると、それを管理したり保管するためのコストがかかります。
売るためにキャンペーンを実施したりと手間が何倍も増えるので初心者はなるべく売れる商品を売れる数だけ仕入れるよう、工夫する必要があります。
まずはあまり大量に仕入れずにやることも重要です。
収益が出ないと次の仕入れもできなくなるから、売り切れる数は少なめに見積もっておいても損はないぞ
デメリット④なんだかんだ資金が必要
何より、せどりを始める人に欠けている考え方として、せどりで利益が出れば手元にお金が残るという点です。
確かに最近はネット上でのやりとりとなり、電子取引も盛んなのでお金の授受も以前より格段にスムーズにスピーディーに行えるようになってきました。
しかし、せどりは生まれた利益で再び商品を仕入れて販売するビジネスモデルなので、現金が発生してもすぐに商品へと変わっていきます。
だから現金が自分の手元に入る感覚を味わうには、時間がかかると言わざるをえないな
もちろん、事業を拡大していきたければ、多くの資金を商品の仕入れや在庫管理に使う必要があるので、お金は手元に残りにくくなります。
しかし、事業にお金を投資しないと事業は拡大化できないので、手っ取り早くお金を稼ぎたい人には向いていない側面があります。
大きな資金は売り上げだけでは確保できないので、クレジットカード払いを駆使してお金を投じる人もいます。
事業が軌道にのっていれば銀行から融資を受けるといった方法もありますが、手続きなどやるべきことが増えます。
また、銀行からの融資を受けるとなると書類作成から融資の返済までやることになるので、計画的に収益を上げる必要性も出てきます。
まとめ
せどりは、本業がある人でもできるので注目を浴びています。
在宅でできたり、スマホなどで手軽に商取引ができるようになっているので、楽に稼げるイメージもあります。
しかし、実際には地味な作業が続く仕事です。
利益を上げたければ作業量を増やす必要がありますし、お金も投じる必要があります。
せどりも稼ぎ続けるためには努力が必要なんだね
また、スモールビジネスですので、他の事業を行うよりもリスクは小さいですが、在庫を持つことになるリスクなどさまざまなリスクを抱えることにもなります。
一時的かもしれませんが、赤字になることもあるので精神的なストレスにもなりかねません。
せどりにはせどりのデメリットが存在します。それを理解した上でやるかどうかは決めるべきです。
デメリットだけでなく、せどりにはメリットもあるのでメリット・デメリット両方を正しく理解することが重要です。
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