「将来の生活のため、何か資産運用を始めたいけれど何を選べばいいか分からない、どう運用すればいいのか見当がつかない・・・」という人が多いかと思います。
そこで、ここでは投資信託を運用するためにどんな勉強をすればいいのかについてお教えしたいと思います。
投資信託の運用に必要な用語や読むべき本などもご紹介しますので、ぜひ勉強してみてくださいね!
目次
投資信託で使われる用語とは
まずは投資信託を運用する際、使われる用語を理解しておかないと後で困ることがあるので、できれば覚えておくようにしましょう。
ただ、投資信託に関する本には日頃使わないような難しい言葉が並んでいるので、勉強する気持ちがそがれてしまうことがあります。
そのため、まずは最小限の言葉だけ勉強していただき、分からない言葉が出てくれば調べる・・と言う具合に進めていけばいいでしょう。
ここでは最低限知っておいていただきたい言葉をご紹介したいと思います。
販売手数料
投資信託を購入する時、銀行や証券会社など販売窓口に支払う費用のことで、ファンドによっては手数料のいらないものがあったり、解約の際に支払うものもあり消費税がかかることも覚えておきましょう。
信託財産留保額
これは投資信託を解約する際、投資家が支払う費用のことで、解約の際基準価額に影響を軽減するために投資家が負担するものです。
金額についてはファンドごとに決まっており、かからないものもあります。
なお、投資家が別で支払うものでなく、解約時に自動的に差し引かれて返還されると決まっています。
信託報酬
信託報酬とは投資信託の運用や管理、投資家へサービスを行うために委託者や受託者、販売会社に対して支払われるコストのことで、運用中の資金から引かれることになっており、別に支払うものではありません。
運用報告書
投資信託の運用を始めた後に決算期ごとに運用実績が投資家に交付されますが、それらを記載した報告書のことです。
ここには投資信託の運用実績の他に運用状況の説明や基準価額の推移などが書かれています。
なお、ファンドの決算期はそれぞれの商品によって違っています。
アクティブファンド
アクティブファンドとはファンドマネージャーが運用している銘柄を入れ替えることでマーケットの平均的な投資収益率以上のリターンを追い求める投資信託のことで、ファンドマネージャーの裁量によって入れ替えることになっています。
インデックスファンド
いっぽうで、インデックスファンドとはTopixや日経平均株価の指数と連動を追求する投資信託のことを言います。
信託期間
信託期間とは運用が始まってから満期になるまでの期間のことで、あらかじめこれが決まっているものと無期限のものとがあります。
クローズド期間
クローズド期間とは解約が不可能な期間のことで、ファンドによっては運用を安定的に行うため運用が始まったら一定の期間クローズド期間を設けるものもあります。
ノーロードファンド
申し込み手数料が無料のファンドのことで、投資家が負担する費用のうちで信託報酬や信託財産留保額などは通常どおりかかることになっています。
投資のリスクについて勉強しよう
投資信託に限らず、どんな金融商品であってもリスクがつきものです。
たとえば、株式を例に挙げてみましょう。
もし、購入した企業が倒産した場合、株式はただの紙切れになってしまいますし、その企業が不祥事を起こせば株価が急落することもあり得ます。
そうなると、多額の損失を被ることもあります。
さらに、国債の場合はどうでしょうか?
国債の場合だと、カントリーリスクがあることを覚えておきましょう。
このカントリーリスクとは国債を発行する国の経済、政治情勢が悪化すると国債の価値が下がってしまうということです。
そのため、国債なら100パーセント安全だとは限りません。
国債に投資する場合はそういったカントリーリスクに細心の注意を払いましょう。
では、外貨株式や外貨預金についてはどうでしょうか?
これらについて注意する点は為替変動リスクです。
たとえば、1ドルが100円の時に外貨預金をしたとすると、1ドルが90円にまで下がってしまえば、資産価値は下がりますよね?
ご存知のとおり、為替は毎日リアルタイムで変動するもので、場合によっては激しく値動きすることもあります。
そのためにも、国内外に分散投資することでリスクを軽減するという方法を選ぶことが大切です。
このように、リスク管理についてしっかりと勉強した上で、投資信託を始めることが大切です。
投資信託の仕組みを学ぶ
投資信託について勉強する際、その仕組みについても学ぶ必要があります。
基準価額については最低でも押さえておきましょう。
基準価額とは投資信託の価格のことで、1万口または1口当たりの価格のことを言います。
投資信託を取り引きする際の単位のことを口と言いますが、投資信託の運用成績を分かりやすく表すために、一般的に1万口当たりの価格を基準価額として表しています。
この基準価額を決めるのは1日二1回と決まっており、市場が行われている間株価は変動し好きな時に売買できます。
いっぽうで、投資信託は株式や債券など組み入れているものの時価評価がベースになり、1日1回価額が計算されることになっています。
この価額については販売会社や運用会社のホームページでチェックすることが可能です。
なお、基準価額は売買の単位として使われており、投資信託を購入したり、換金する際に使われています。
投資信託の管理している全ての資産から負債を差し引いた純資産額は投資家が保有する資産ということになり、この純資産総額を投資信託の口数で割れば一口当たりの投資信託の基準価額を算出できます。
投資信託を勉強する際に読むべき書籍
投資信託で資産運用を行う際もっとも大切なのは何か分かりますか?
それはズバリ判断力。
新聞やニュースなどで自分が投資した商品が将来的にどんな動きがあるのかを的確に判断しなくてはいけません。
資産運用についての情報はさまざまなメディアを見ればわかりますが、それをうのみにせず、正しい情報を見極め判断するためにも日ごろからものごとをさまざまな視点で見られる力をつける必要があります。
そういった判断力を養える書籍をご紹介したいと思います!
老後貧乏にならないためのお金の法則
老後博士と女子大生が会話形式でお金の仕組みをやりとりしているので、投資について初心者でも読みやすい書籍。
この本1冊さえ読めば、老後安心して生活するための資産運用法について詳しく書かれています。
投資信託を始める前にぜひ読んでおいていただきたいです。
お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ
投資ブログ運用者である水瀬氏が書いた本で、タイトルからして読みたいと思わせる本ですが素人目線で書かれているのが特徴です。
興味深いのが寝ている間も勝手にお金が増えていく方法について書かれていることです。
特にインデックス投資の出口戦略について書かれているのはネットなどで非常に話題になっており、この点についても読んでおくとためになりそうです。
まとめ
投資信託を行う際に勉強すべきことやおすすめの書籍などをご紹介しました。
さまざまな勉強すべきことがありますが、最も大切なのは経済の動きを知り判断力をつけること。
ここでご紹介したことを参考にしていただき、投資信託の勉強を行ってくださいね!
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