せどりは、自ら商品を仕入れて顧客に販売するお仕事です。
最近の副業ブームに乗じて、サラリーマンでありながらせどりを始める人がいたりと話題になっています。
副業特集などで初心者でも始められる仕事として紹介されるせどりですが、やる作業はそれなりの作業量です。
実際にせどりをするのに向いている人・向いていない人がいます。
せどりに向いていない人がやると、収益化がうまくできなくて赤字になったりするんだ
自分がせどりに向いているか否かは、チェックしてから始める方が良いでしょう。その方が失敗が少なく済むのでおすすめです。
コツコツ作業ができる人が向いている
せどりに限らず、副業などをやるのに向いている人はコツコツと作業ができる人です。
実際にいきなりせどり専業でやる人はほとんどいません。
多くの人が本業の合間にやり始めるのですが、せどりは扱う商品の情報を収集したり、仕入れをしたりとあれこれやるべき作業があります。
スキマ時間などを使って、メールでのやりとりなど細かな事務作業に追われたりもします。
それゆえ、コツコツと作業ができないと仕事がすぐに滞って購入者が離れてしまったりします。
作業は一つ一つ丁寧にやらないとミスも出やすいから気をつけないといけないんだ
また、せどりは他の仕事に比べて利益を得るまでに時間がかからないと言われますが、実際のところ仕入れなどの資金で利益をすぐに投資に回さないといけなかったりします。
現実的に利益を手にできるのは数ヶ月後ということは多いので、他の副業同様にすぐに稼げるわけではありません。
さらに本業のように目に見えて成果がすぐに出るわけでもありません。
誰かに愚痴を言ったりもしにくいですし、うまくいったからと言って誰かが褒めてくれるといったこともありません。
そんな中でコツコツと作業ができるかどうかが成功につながっています。
コツコツ作業するのが苦手な人は、その意味でせどりには少し不向きといえるんだね
情報収集と行動両方できる人が向いている
せどりで成功するためには、モノの値段をしっかりと見極められるかがポイントになってきます。
しかし、モノの値段はその時期によって大きく変わったりします。
新品のうちの方が高いものもあれば、しばらく時間が経ってから金銭的価値が大きく出てくるものもあります。
そうした情報をしっかりゲットするためには、常に情報収集しなければいけないんだ
つまり、最新の情報に触れるための勉強は常に必要です。トレンドを追いかける必要性があります。
しかし、せどりは情報収集だけしていれば稼げるという世界ではありません。
自分で行動を起こさないと1円の収益を生み出さない残酷な世界でもあります。
それゆえ、情報収集をしっかりしてそれに合わせて行動ができるかどうかが成否を分けます。
どちらかといえば、素直に学んだことを実行できる人の方が向いています。
ただし、学んだことをそのまま実行しただけでは実行できてもうまくいかないことを往々にしてあります。
すでに先人が実践してしまった後で役に立たないなんてこともあります。
そんなときは失敗を引きずらずに新たな情報を仕入れて実践していく必要があります。
その点では失敗を引きづらずにどんどん新しいことにチャレンジしていける人がせどりに向いています。
何事も前向きにできる人が失敗から学べて稼げる方法を見つけられるのでせどり向きなんだね!
ネットであれこれやるのが苦ではない人向き
それから、最近のせどりはネット上ですべてが完結する電脳せどりが主流です。
店舗を何店舗も回って商品を探すといった必要性は必ずしもありません。
お店の人と仲良くなって、商品情報を聞き出すといった手間は必要なくなりつつあります。
電脳せどりとは、商品の仕入れから販売まですべてをインタネット上で行うせどりとなっています。場所にとらわれずできる作業なので、自分の現在地を気にせず行うことができます。
一般的にメルカリなどのフリマアプリやヤフオク!などのオークションサイトの中で、雑多に売られる商品から価値あるものを探し出して自分のサイト販売するといった方法があります。
それゆえ、リアルでのコミュニケーション能力はほとんど必要ないのですが、ネット上でのやりとりは作業の中でもかなりの量を占めます。
メルカリなどのフリマアプリで商品を仕入れる場合は、販売者と連絡を取り合ったりすることになります。これは逆に自分が商品を購入者に郵送する場合にも関わってきます。
簡単なメールなどのやりとりは必須ですし、礼儀やマナーなども相手の気分を害さないようにできないといけません。
その意味ではサラリーマンとしてのスキルも役立つといえるな
すべてがネット上で完結してしまうところがあるので、パソコンに何時間でも向き合えない場合はせどりは難しいです。
リサーチから商品管理も今はネット上で行います。
スマホやパソコンがあまり使えないというなら、せどりで稼ぐというのは考えた方が良いです。
お金の管理がしっかりできる人こそ向いている
せどりは、副業として始める人が多いため、最初はお小遣い稼ぎと思ってやる人がいます。
それゆえお金の管理が適当になってしまう人が多いです。
しかし、仕入額が大きくなってきて、収入も増えてくると税金の申告なども必要になってきます。
税金については、法人化などをしていなければ、雑所得として扱われます。
年間20万円以下であれば問題ありませんが、20万円以上の売上がある場合は確定申告をしなければいけません。
もし収益があるにもかかわらず確定申告を行わないと脱税になるぞ……
脱税が発覚すると延滞税を支払うことになるので、利益が出ている場合は申告を忘れずに行いましょう。
最近は新品の商品だけを扱うせどりもありますが、規模が大きくなれば中古品を扱うようになります。
古物を扱い、ビジネス目的で売買をするならば、必ず古物商としての許可をとらなければなりません。
古物商の許可申請を行うためには、代行業者に依頼する方法もあります。
ストレスがないのがメリットですが、その分お金がかかるのがネックです。
自分で許可申請をする場合は、警察署に届け出を出す必要があります。
古物商許可申請には、住民票や誓約書といった必要書類を提出する必要があります。
必要な書類を揃えるのに数千円、届け出申請の時に必要なのが収入印紙19,000円です。
代行業者を利用すると行政書士さんによって価格が変わるので注意が必要だぞ
このようにせどりを大々的にやるにはお金がかなりかかります。
売上をはじめ、お金のコントロールや税金申告などの知識も必要です。
それゆえお金のことが好きなこと、きちんと管理する能力は必要不可欠です。
お金の管理がうまくできずに適当に済ませてしまう人は、最初はよくてもせどりを本格的にやり始めたときにつまづいてしまいます。
まとめ
せどりというと、本業の合間にできる仕事と思われています。
しかし稼げる方法はすぐに変わっていくため、トレンドについていく必要があります。
情報収集や実際の作業など労働収入ではあるから、本業との調整も重要なんだ
稼ぐ覚悟といろんなことにトライ&エラーを続けられるやる気などが求められます。
せどりは、作業量が多いのでそれを飽きずにコツコツできるかも重要です。
仕事であることを忘れず取り組める人であれば、作業量に比して稼げる仕事なのでおすすめです。
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