せどりは、注目されている副業の一つです。
自分で商品を仕入れて、それを販売する仕事になります。メルカリやラクマといったフリマアプリで出品してモノを売る感覚と同じようにできるので、チャレンジしようと思っている人は多いです。
しかしながら、実際に始めてみるとうまくいかなくてやめてしまう人が多い世界でもあります。
せどりには向き不向きもあるので、向いていない人も多いです。
始めて気づくこともありますが、せどりに向いていない人にはいくつかの特徴があります。まずはその特徴を知ってから始めても遅くないかもしれません。
常識のない人には向いていない
メルカリなどで不用品を処分している間は、さほど難しく考えなくてもお小遣いがゲットできたりします。
しかしながら、せどりとして稼げるようになるには、不用品の処分といった感覚ではうまくいきません。
メルカリなどのフリマアプリでも、悪質な出品者の評価は低いですし運営側のチェックもあります。
対応が悪いとか配送が遅いといったクレームも口コミなどで広がってしまいます。
お小遣い稼ぎ程度であれば、それで問題ないかもしれません。しかし、せどりとなると大量に商品を仕入れて売りさばかなければ最悪の場合に在庫を抱えて赤字になってしまいます。
そうしたリスクを避けるためには、購入者との良好な関係を保つためにコミュニケーションスキルや、商品を迅速に送るための作業が必要となってきます。
コミュニケーション自体はメッセージのやりとり程度ですが、レスポンスが極端に遅いといったことは購入者の購入心理を冷やしてしまいます。
的確でスピーディーなやりとりが求められます。最近はスマホなどもあるので、パソコンやスマホで素早く連絡ができる環境を整える必要があります。
つまり、常識的な振る舞いができない人に、せどりは難しいと言わざるを得ません。
最初はうまくいっても、時間が経つにつれて信用を失ってしまい、稼げなくなってしまうんだ
すぐにお金が欲しい人には不向き
また、せどりを始める人の中には、お金がないので手っ取り早くお金を稼ぎたいという人も含まれています。
中には借金に追われていたりとすぐに生活を楽にしたくてやるといった人もいるほどです。
しかし、せどりは物販の一種ですので、商品を仕入れるための資金などが必要です。商品のためだけでなく、Amazonなどで店舗を構えるならFBA保管料などもかかります。
Fulfillment by Amazonの略で商品を保管するための管理手数料のことを指します。自分で在庫を抱えたり、リアルで倉庫を借りて商品を管理する手間がかかりません。
アマゾンでは、専用のフルフィルメントセンターで商品を管理してくれる他、発送の代行までしてくれます。
つまり、保管手数料+発送代行手数料=FBA保管料と呼ばれるものです。
商品の仕入れから販売までにさまざまな経費がかかるので、これらの経費をしっかりかけられるかによってせどりの成果は変わってきます。
もちろん、これらの手数料といったコストを加味して利益を出せるように商品を探したり、価格設定をする必要があります。
残念ながら、お金が今すぐ欲しいという人には不向きです。せどりはアフィリエイトやブログ運営に比べて即金性があると言われていますが、すぐに自分のために使えるお金は得られません。
せどりで稼ぐためには、常に商品リサーチや商品の仕入れなどに投資をする視点が欠かせません。
もし、今すぐに現金が必要であるならば他の仕事をするべきでしょう。せどりでもっともお金がかかるのは初期費用の投資です。
最初に買い付ける商品の仕入れ分や出店料などまとまった資金が必要です。
それゆえ、お金が今すぐ必要で、せどりのためにお金を出せないという人はせどりを始めるのは難しいといわざるをえません。
お金の管理なども必要があるから管理が面倒臭いと思う人はせどりには不向きといえるな
コツコツ作業をするのが苦手なのは致命傷
そして、実際にせどりをやってみれば分かることですが、せどりでやる作業はすべてを自分でやろうと思うとかなりいろんな作業を行うことになります。
売れ筋商品を探し出すところから始まり、売れると思える商品を見つけたら大量に仕入れます。
仕入れをしたら実際の販売へと移っていき、商品を出品するために価格を考えたり多くの人の目にとまるようにキャッピコピーを考えたりする必要があります。
購入者が決まれば、商品の梱包や郵送などの配送作業があります。発送方法と購入方法などで購入者とやりとりすることもあります。無事に購入者の手元に商品が届けば、あとは商品の代金が振り込まれているかどうかを確認する作業に入ります。
入金方法は現在、AmazonなどのECサイトに登録していれば、自動的に支払い方法が選べるようになりますし、万が一支払いがなされない場合の補償もあったりします。
個人でやる場合には、商品代金が振り込まれないといったトラブルに巻き込まれる可能性があるから注意が必要だ
ちなみにせどりの作業は一人で行うことが多い作業です。
コツコツと作業がこなせる&黙々とこなせる人ではないと長くは続かない仕事なんだね!
ただし、孤独な作業が続く点はSNSなどでせどらー同士でつながるといったことで解消できます。
Twitterなどでは情報交換しているせどらーさんも多いので、寂しさを感じたときはSNSで交流を求めるのも良いかもしれません。
他人の助けを求めがちな人もNG
総じてせどりは、一つの事業ともいえます。
それゆえ、実際にやる人がどのような商品を扱うか決めることができます。どの程度の時間をせどりに費やすかも決定できるので、決断力がない人は不向きです。
また、何か不測の事態が起きたときなどに他人の助けやアドバイスを求めているようではうまく稼げません。なぜならば、トラブルが起きたときは、その時すぐに対処しないと状況が悪化してしまうからです。
そして、そうした他人に依存する人をカモにする業者などもあります。誰かに任せていれば大丈夫と思っているとさらに大きなトラブルに巻き込まれるかもしれないので注意が必要です。
すべてのことに当てはまるのですが、せどりにおいても自己責任で行う必要があります。逆をいえば、自分ですべてを決めることができるので、どんどん自分のやりたいようにやれる自由さもあります。
もし、人から仕事を頼まれたりして言われたことをうまくできるタイプであれば、せどり以外の仕事の方が成功するかもしれません。
せどりで人の言う通りにやっていると赤字になってしまったり、怪しげなセミナーで散財してしまったりします。
その点では自分の性格を含めてせどりの向き不向きはしっかり考えておいた方が良いです。
うっかり始めてしまうと、借金を背負ったり余計な苦労をすることになりかねません。
まとめ
せどりは、ビジネスとして商品を顧客に販売する仕事です。
それゆえ、お小遣い稼ぎだったり、一発逆転を狙ってといった考えでやると必ずどこかで失敗します。
その失敗を糧にトライ&エラーを繰り返して自分のせどりを確立していければ良いのですが、そこまで到達する人は多くありません。
せどりはその意味で、多くの人が試みて、多くの人が去っていく世界です。
また、かなり作業を行わないといけないので頭も体も使う仕事です。肉体労働にあたるので、仕事をし続けないと収益が生まれません。自動化できる部分もありますが、ある程度の実績や収益がないと難しいです。それゆえ、しっかり
とせどりに取り組むつもりがない人には難しい仕事といえます。
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