不動産投資はマンションやアパートなどを購入し運用するだけのものではなく、土地を活用し駐車場経営するという方法もあります。
実際のところ、駐車場経営は初期投資が少なくても始められるのがメリットです。
ただ、納税額が大きいというデメリットもあります。
不動産投資で駐車場経営を選ぶことのメリットやデメリット、おすすめの物件などをご紹介したいと思います。
ぜひ、最後までお読みくださいね!
Contents
駐車場で不動産投資して稼げるのか?
不動産投資で駐車場を選ぶと、立地条件によって利回りが変わってくるものの、初期投資が少なくて済み、収益が上がらなくても撤退しやすいため不動産投資としてはおすすめです。
現在、都心部では駐車場の慢性的な不足が続いているから、今後も不動産投資に駐車場を選んでも稼げる可能性は高いんだ
ただ、地方では駐車場はもはや供給過多となっているので、立地条件がよほどよくない限りは駐車場で不動産投資を始めても、思うような収益が得られないことがほとんどでしょう。
さらに、最近の若者は車を所有する人が少ないことや、少子高齢化なども考えると、将来的に駐車場の需要は下がってしまうのは避けられないでしょう。
不動産投資を行うなら、今収益が上がるものより、将来的、長期的そういう意味では駐車場へ投資するのは立地条件によって稼げるかどうか分からない…と言ったところでしょうか?
駐車場へ投資して稼げるかどうかは立地条件によって変わってくるんだね!
駐車場で不動産投資を行うメリット
すぐに始められる
マンションやアパートを購入し不動産投資を始めようとなると、リフォームやリノベーションの必要がありますが、駐車場ならその必要はありません。
すでに舗装されているような土地だと、最短で半月程度で駐車場経営を始めることも可能です。
もし、なんらかの建物があったとしても解体するだけでいいので、1ヶ月もあれば十分ですね。
初期投資が少なくて済む
不動産投資物件に駐車場を選んだ場合、平面駐車場なら初期投資が全くかからないこともあります。
立体駐車場の場合は設備を充実しなければならないものの、投資額はそこまで大きくありません。
転用しやすい
駐車場で不動産投資を行う場合、コインパーキングであっても月極駐車場であっても他の用途への転用が可能なのはメリットです。
たとえば、アパートや一戸建てを建てるとなると、転用する場合更地にしたり、費用や手間が非常にかかります。
ですが、駐車場なら建物を取り壊す手間もかからないのはメリットです。
災害に強い
マンションやアパートをたてた場合に災害が起こると、大きな損失を被ることもありますが、駐車場ならたとえ災害が起きてもそこまでの損失はありません。
大切な資産ですので、災害に強いというのは何より魅力的だと思いませんか?
立地条件にかかわらず活用できる
駅から遠い場所に土地を保有する場合、アパートやマンションも建てても入居者が集まりにくいです。
さらに、住宅地区にオフィスビルや商用施設を建てることはできないことが多いです。
ですが、駐車場の場合だと駅から多少距離があっても需要が見込めます。
規制もないので大型の立体施設などでない限り、住宅用地でも経営可能です。
狭い土地でも活用できる
駐車場で不動産投資を行うメリットに住居用には不向きな狭い土地や変形した土地でも、活用できるというのがあります。
狭い土地は住宅を建てるのが困難ですので賃貸住宅経営に不向きですし、変形した土地だと建物を建設できたとしても広さに比べ建物が小さくなったりと、土地を効率的に活用できなことが多いです。
ですが、駐車場で不動産投資を行う場合だと、車を停めるスペースさえあればよく、都市部で効率的に稼働できれば2~3台くらいの規模でも収益をあげ続けることが可能です。
広さで言うと、15坪もあればそのくらいの台数は駐車できることが多いです。
不動産投資で駐車場を選ぶ際の注意点
税金が高い
不動産投資に駐車場を選ぶ場合の注意点に、税金が高いというのがあります。
そもそも、固定資産税評価額の軽減措置がないため、住宅用地に建物を建てた場合と比べると税金の額が3~6倍と非常に高いです。
駐車場に向いている土地は地価が高いエリアが多いので、当然税金の額も高くなります。
さらに、駐車場には建物を建てないので減価償却費の計上が不可能です。
そのため、所得税の軽減措置がなく、相続税評価の軽減がないのがデメリットです。
所有する土地を駐車場にとお考えの方には相続税対策を目的としている方も多いですが、駐車場を不動産投資物件に選ぶ場合、相続税の軽減は望めません。
ただ、相続税を納めるために土地を売却する場合はマンションやアパートなどの建物と比べメリットが大きいです。
コインパーキングの需要は減っている
わが国では車の保有台数は増えているものの、駐車場の需要は増えていないのが現状です。
しかも、将来的にますます需要が落ち込むことが考えられます。
そもそも、人口の減少、高齢化社会によって車を運転する人の数が減るからます。
車を運転する人が減るということはコインパーキングが余ってくるのは予想がつきます。
さらに、都市部では自家用車がなくても生活できるので、車を持たずカーシェアなどを利用する人が増えています。
ただ、駐車場に限らずアパートやマンションの経営も空室が増えるのは間違いないため、駐車場経営だけでなく全ての不動産投資に関わることだと言えるでしょう。
駐車場経営におすすめの物件とは?
都市部か地方か
地方の場合だとほとんどのご家庭で駐車スペースを保有しているので駐車場の需要は低いですし、住宅が密集しているところでは駐車場を利用する人が少ないので、ある程度人口の多い都市部がおすすめです。
そのため、都市部に近い住宅地を選ぶのがいいということです。
ただ、駐車場で不動産投資を行うメリットは管理のしやすさなので、自分の目で確かめられる物件を選ぶ方がいいでしょう。
たとえば、近場で都市部、利回りが6パーセントの物件はかなり狙い目です!
駐車場に投資するならできれば都市部で行うのがいいな
競合が多いコインパーキング
駐車場を不動産投資に選ぶ場合、コインパーキングだと利回りの理想は5パーセント程度です。
ただ、利用状況によってはコインパーキングの中でも利回りが15パーセント以上のものもあります。
ただ、駅前や観光スポットなど時間貸しが可能なエリアは他の不動産投資家も狙っているため、値下げで勝負しようとすると収益が得られなくなりますので、競合の多い場所は避けた方がいいでしょう。
自分の目で見た上でコインパーキングが多いエリアは避けた方が無難でしょう。
駐車場で不動産投資するメリットは多いけど、注意すべきこともあるからしっかりと考えた上で投資した方がいいってことだね!
まとめ
不動産投資で駐車場を選んだ場合、建物を建てなくていいので初期投資が少なくて済みます。
さらに、立地がよければ安定的に収益があげられるのは非常にメリットです。
ただ、駐車場で不動産投資を行う場合、減価償却費が計上できないこと、税金の優遇がないことなどメリットも存在します。
マンションやアパートと比べて税制上の優遇がないことは意外と知られていないのでぜひ知っておきたいところです。
不動産投資に駐車場を選ぶ場合はメリットだけでなく、デメリットも知った上で検討することが大切です!
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